愛知東邦大学

2020.11.02

愛知東邦大が1部リーグ入替戦へ初の出場権

 愛知大学野球秋季リーグ戦 の2部優勝決定戦(プレーオフ)が10月31日から11月2日まで、パロマ瑞穂球場で開催され、Aリーグ1位の愛知東邦大学はBリーグ1位の日本福祉大学に2勝1敗で勝ち越し初の2部リーグ優勝を決めました。この結果、愛知東邦大学は11月7日から愛知学院大グラウンドで行われる1部リーグ6位の東海学園大学との入替戦(2勝先取)に出場し、2001年創部以来悲願の1部リーグ昇格に挑みます。

 愛知東邦大学の2部1位決定戦への挑戦は今回が4度目でした。しかし、初の挑戦となった2016年秋には愛知大学に1勝2敗で、2017年秋には名古屋商科大学に2連敗、2018年秋にも愛知工業大学に2連敗しました。

 

 今回対戦した日本福祉大学も含め、対戦した4校はいずれもかつては1部リーグ校で、4度目の挑戦で、やっと1部リーグ昇格への風穴をこじ開けることができました。

 愛知東邦大学は主将でエースの野田晃誠と攻撃陣の山下弘忠、小久保瑞樹、後藤慎平、山崎啓吾ら4年生たちがチームを牽引、3年生の金原瑶、2年生の又吉李樹、そして1年生の松吉颯生、青木柊斗、竹延尚哉らも躍動しました。1年生投手の徳久遼、富田綱希らも懸命に役割を果たしました。

 3戦を終えた横道政男監督は「選手たちには、〝お前らは日本一の練習をやってきた。練習は絶対に結果を出す〟と言い聞かせてきた。

 うちにはスーパースターはいないが、練習の積み重ねでここまで成長できた。選手たちは本当によくやってくれました。4度目の挑戦でしたが、壁の厚さも痛感しました」とうれしそうに振り返りました。

 第3戦で、1回裏にセンター前に先制打を決めるなど攻撃陣を引っ張った4番の山下選手は「4番に座らせてもらっているので、先制打が出ればチームは波に乗ると思いました。最近、調子が悪かったのであそこで1本出て個人的にもチーム的にも本当によかった。入替戦に勝って何としても1部昇格を決めたい」と声を弾ませました。

 初戦に続き完投勝利した野田主将も「キャプテンとして部員たちには、きょうの試合では全て出し切ろうと話しました。僕ら4年生にとっては最後の試合となる可能性もあったので、これまでグラウンドでやってきたこと全てを出し切るつもりでした。8回表にホームランを打たれて4―3まで追い上げられましたが、その裏すぐに味方が2点の追加点をあげてくれた時は、〝これが全員野球なんだ〟と実感しました。東邦らしい野球ができて本当にうれしかったです」と嬉しそうに試合を振り返りました。

 

◇2部優勝決定戦第1戦(10月31日12時59分~15時25分・パロマ瑞穂野球場)

 日本福祉大000 000 000=0

 愛知東邦大 012 000 00x=3

 (東邦)野田-松吉

◇同2戦(11月1日12時57分~15時33分・パロマ瑞穂野球場)

 愛知東邦大 000 000 100=1

 日本福祉大 010 010 20x=4

 (東邦)徳久、富田―松吉

◇同3戦(11月2日9時22分~11時55分・パロマ瑞穂野球場)

 日本福祉大 000 100 110=3

 愛知東邦大 101 020 02x=6

 (東邦) 野田-松吉 ▽3塁打:金原▽2塁打:後藤

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