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「大学再開とコロナ対策」で武藤医師を講師にSD研修会

2020/10/2

 愛知東邦大学の2020年度SD研修会が10月2日に開催され、公立陶生病院の感染症内科主任部長、感染制御部主幹の武藤義和医師が講師を務め、「大学再開に向けての新型コロナウイルス感染症の対策」にテーマで講演を行いました。

 研修会は午後1時から、オンラインで行われました。講演に先立ち、教育政策委員会の舩木恵一委員長(経営学部長)が、武藤医師のプロフィールとして、新型コロナウイルスを社会から守る時限的なプロジェクトである「コロナ制圧タスクフォース」メンバーとして社会か注目されている専門家であることなどを紹介しました。

 武藤医師は新型コロナウイルスが拡大する中で、大学が再開できなかった理由について、①同一空間に1000人以上が長時間生活する②感染者が出た時の接触者数が多人数になりやすいなどの点をあげました。そのうえで、「大学生は高校生たちと違い、圧倒的に一か所に集まる人数が多いうえ活動範囲が広範囲」などと指摘しました。また、宗教観や生活様式が日本人とは異なるうえ、来日したばかりで日本語が理解できない留学生は情報弱者になる可能性もあり、感染症対策では適宜サポートが必要であるとも語りました。

 武藤医師は大学での新型コロナウイルス対策のキーワードとして「分散」を強調。基本的な対策として以下の点をあげました。

 ▽十分に対人距離を確保する▽水と石けんによる手洗い、もしくはアルコール消毒を徹底して行う▽人の集まる場ではマスクを着用する▽可能なものはオンラインで行うなど3密を避ける▽換気を徹底して行う▽不特定多数の人間が触れるものは消毒を行う▽食事時などは発声を避け、少人数とする▽大規模な飲食会などを控える(サークル・部活)。

 そのうえで武藤医師は、①適切な、持続可能な感染対策(手洗い、換気、距離、マスク)②感染リスクのある行為は極力行わない③体調が悪かったら、発熱があったら学校を休ませる――の3点を強調。

 「持続可能で実現可能なことをすること。決して100点を目指す必要はない。60点を取り続けることに意味があるし効果がある」と語りました。

 新型コロナウイルスという、大学にとっては最も関心の高いテーマとあって、50分間の講演を終えた武藤医師には多くの質問も相次ぎました。

総評した榊直樹学長は「手洗いと、換気と距離、マスクでの60点の対策を毎日続けなさいという指摘は説得力がありました。難しいことではないが、継続は力なりという点を武藤先生のような専門家の方から言われ、参加者の多くが改めて納得したと思います。

 問題点を整理していただき、分かりやすく語っていただいた貴重な1時間半の研修会になりました」と謝辞を述べながら、後期からの対面授業の決意を述べました。

 研修会では引き続き榊学長から、2020年度後期「新型コロナウイルス感染症拡大防止ガイドライン」についての説明が行われました。