愛知東邦大学

2020.07.08

学生6人が名東区5小学校で消毒ボランティア奮闘中

 愛知東邦大学で教職課程を履修する学生6人が名東区内の小学校5校で、新型コロナウイルス感染防止のための校舎内消毒活動ボランティアに取り組んでいます。授業後に消毒活動に追われている教員たちの苦境を知った愛知東邦大学教職支援センター(辻正人センター長)が、学生たちに消毒ボランティアを呼びかけたところ6人が手を挙げ、6月末から7月下旬まで週2回のボランティア活動に汗を流しています。

 6人は人間健康学部2年生の氏原栄樹さん、教育学部2年生の永田百恵さん、細川文哉さん、北畠理央さん、比嘉悠さん、同1年生の岡崎陽向さん。北畠さん、比嘉さん、岡崎さんの3人は学生寮(ラーニングハウス)の寮生です。

 学生たちは貴船、引山、西山、牧の原、北一社の5校で、授業後の午後3時から1時間弱の消毒活動を続けています。毎日検温し、健康観察シートを学校に提出したうえで、児童たちがよく手を触れる手すりやドアノブ、水道蛇口などを消毒液で拭く作業に取り組んでいます。

 北畠さんはラーニングハウスから徒歩で40分をかけ、牧の原小学校に水曜日と金曜日に通っています。

 「30分前行動」を心掛けているという北畠さんは毎回午後2時半には到着。6教室で机、椅子を消毒したり水道の蛇口を拭いたりしています。

 北畠さんは「訪れるたびに先生方は忙しそうで、教員の仕事は大変だなと感じますが、子どもたちが安心して学校生活が送れるのに少しでも役に立てればうれしいです」と話しています。

 牧の原小学校は児童240人。八木克仁校長は「教員たちは、普段の仕事にプラスアルファで消毒作業が加わり疲れ切っていました。学生ボランティアには本当に感謝しています。教員を目指す学生の皆さんには、一般の人は入れない教室に出入りし、学校の雰囲気を知るだけでも意義があるのでは」と話しています。

 榊直樹学長も「学生たちは、子どもたちが元気に学べるためにはいろんな作業があることを体験してほしい。全くのボランティア活動なのに、よくぞ呼びかけに応えてくれたと感謝の気持ちでいっぱいです」と学生たちに拍手を送っています。

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