愛知東邦大学

2020.08.07

寄付型私募債」で名東区の会社が東邦学園に硬式野球ボール寄贈 

 企業が資金調達の際に発行する社債の一種で、地域の学校に備品などを寄贈できる「寄付型私募債」が広がりをみせていますが、名古屋銀行はこのほど、名東区高柳町に本社を構える株式会社浚洗(しゅんせん)工業が発行する私募債を引き受け、東邦学園(東邦高校、愛知東邦大学)の硬式野球部に対し現物寄付として硬式野球ボール20ダースを寄贈しました。

 寄贈式は4、5月に予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大のため延期されていました。大学H棟2階で行われた贈呈式には東邦学園から榊直樹理事長、森田泰弘硬式野球部総監督、浚洗工業から柴原實社長、柴原一晃取締役、名古屋銀行から藤が丘支店の松原卓二支店長らが出席。柴原社長から榊理事長に目録が手渡されました。

 浚洗工業は設備・施設の総合メンテナンス事業の会社で、柴原社長は「以前より東邦高校の硬式野球部を応援したいと思っていました」とあいさつ。、柴原取締役は愛知東邦大学経営学部卒業生(2009年卒)で、「大学では深谷和広先生のゼミで学びました」と語っていました。榊理事長は「品物でいただくことで贈り主様の意思を感じます」とお礼の言葉を述べ、浚洗工業に感謝状を贈りました。

 寄付型私募債は、債券の引受先となる銀行が、発行額の一部を寄付金として負担する仕組みで、企業側は地域貢献の姿勢をアピールできる一方、銀行側も取引先の囲い込みにつながるため、提案に力を入れています。

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