2019.01.21
地域創造研究所が「地域を活かすブランディング」でシンポジウムを開催
愛知東邦大学地域創造研究所は1月19日、名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスで、「地域を活かすブランディング~掘り起こそう、地域の宝。育もう、地域の文化。~」をテーマにしたシンポジウムを開催しました。
主催者を代表して山極完治所長(経営学部教授)は、「本研究所は創立より16年、地域の知の拠点となるべく、理論と実践を融合した生きた研究を推進してきました。本日のシンポジウムはその成果とも言えます」とあいさつしました。
シンポジウムは経営学部の上條憲二教授がコーディネーターとして進行を務めました。上條教授は、教育機関の立場から、「ブランディングとは何か&愛知東邦大学ブランディングの取り組み」として発言。
愛知東邦大学で取り組んでいる「オンリーワンを、一人に、ひとつ」のコンセプトフレーズの浸透をめざして展開している教育活動を中心に語りました。
このあと、3人のパネラーが発言。株式会社テムズ代表取締役の鷹野義昭氏は自治体の立場から「地域振興のための自主制作CMが大人気~」として長野県小諸市の事例を紹介。むすび株式会社代表取締役の深澤了氏は出身地でもある山梨県富士川町で取り組んだ銘酒「本菱」復活のプロジェクトについてプレゼン。
名古屋市出身でもある株式会社サン・アドのエグゼグティブディレクター古居利康氏は地域の独自文化を見つめる視点から、大和ハウスグループの「共創共生シリーズ広告」について、実際のCM動画をまじえて、企業の側から語りました。
午後1時半から始まったシンポジウムは質疑応答も含めて午後4時すぎに終了。榊直樹学長は「学生たちも参加し中身に濃い3時間近くを過ごすことができました。パネラーの皆さんの熱のこもったご指摘で、地域には誇れる財産、宝があることを改めて再確認することができました」と閉会のあいさつをしました。