2017.08.02
野球人気が沸騰した鳴海球場
東邦商業が甲子園初出場・初優勝を果たした1934(昭和9)年春のセンバツ。この年、夏の甲子園予選である愛知大会、東海大会が行われた鳴海球場(現在の名古屋市緑区)では野球人気が沸騰しました。「野球王国」と言われた東海地方には強豪校がひしめき、愛知大会では夏の大会で全国4連覇をめざす中京商業と春の大会を制した東邦商業が1回戦で激突、3万人の観客を沸かせました。
東海大会に勝ち進んだ東邦商業は準決勝で岐阜商業と対戦しましたが、観客は5万人に達し、2万人が入場できなかったと新聞は伝えています。熱戦の様子は「語り継ぐ東邦学園史」の第14回「鳴海球場の沸騰」をご覧ください。