2026.10.19
1位決定戦に土壇場の敗戦―硬式野球部
「勝った!」と誰もが思った。しかしドラマはそこからだった――愛知大学野球2部は秋季リーグの1位決定戦を10月18日行い、愛知東邦大学は同朋大に敗れました。
4-3、1点リードで迎えた9回表の愛知東邦大の最後の守り。2死ランナー無し。当たり損ねの打球が投手の左に転がりました。投ゴロで「試合終了」と、スタンドもベンチも相手ベンチですら思ったかもしれません。ところが緊張からかボールが手につかず一塁セーフ。内野安打になりました。続く打者のぼてぼての内野ゴロが失策となり一、二塁。そして落ち着く間もなくタイムリーが続き、4-5と逆転されました。その裏の愛知東邦大の攻撃も三者凡退に終わり、入替戦への道は一挙に暗転して絶たれました。
試合後、「運命のいたずら」と観戦していた榊直樹・東邦学園理事長は表現しました。「9回2アウト、あとボール半個分で勝利に手がかかったのに、相手の執念が勝ったとしか思えない」と悔しさをにじませました。
敗軍の将、森田泰弘監督も「勝ったと思いましたが」と少し悔しさを表しましたが、すぐにいつもの穏やかな顔で「よくやってくれました。勝ち慣れていないので、ここという時に勝負ができないのでしょう」とナインを労わりました。無死一、二塁でリードを拡げるチャンスで送りバントを失敗するなど、「細かいことがきっちりできないと上では勝てない」とも振り返りました。ナインを前に「君たちは一生懸命にやってきた。でも、それにもう一つプラスしてやることが大事だ。4年生がチームを引っ張ってくれて、ここまで来れた。下級生はそれをいい手本にしてほしい」と締めくくりました。
杉谷正次野球部長(経営学部教授)も「結果はこうなったが、最後までやったので胸を張ってください」と部員らに前を向くように話しました。
応援のファンや東邦高校野球部員らを前にあいさつに立った小川泰空主将(経営学部4年)も「あとは後輩たちが引き継いでくれると思います」と1部昇格の目標を下級生に託しました。
森田監督の話 秋のリーグ戦は投手が成長してくれました。振り返ると、いい投手が出てきた時の打つ方がちょっと力不足でした。新しい戦力も来るので、細かいこともきっちりできるように練習して来年に臨みたい
秋季リーグは10勝1敗
秋季リーグ最終週の10月17日、愛知東邦大学は愛知大学と対戦しました。
愛知東邦大は1回、1番梶山湖太郎(人間健康学部3年)が2塁打で出塁すると、その後二死1・3塁の場面から5番岩佐桜吏(人間健康学部3年)の適時打で1点を挙げて先制。3回に同点とされ、その後両チームとも得点することができず最終回へ。愛知東邦大はこの回の先頭の香月良太(経営学部3年)の2塁打をきっかけに一死満塁のチャンスを作ると、2番瀬木玲央(経営学部1年)の打席で相手投手のワイルドピッチで勝ち越しに成功、さらに瀬木の犠牲フライで1点を追加すると、続く小川泰空(経営学部4年)の適時打で勝利を決めました。この日先発した愛知東邦大の比嘉湊(人間健康学部1年)は、9回を投げ切り6勝目をあげました。
愛知東邦大は10勝1敗で同朋大と勝率が並んだため、翌10月18日に1位決定戦となりました。
愛知東邦大は同朋大に先制点を奪われる苦しいスタートとなりました。しかし3回、9番梶原優陽(人間学部3年)が四球で出塁すると、1番梶山のヒット、2番瀬木が四球を選んで無死満塁としました。このチャンスに3番小川が放った打球が相手のエラーを誘い2点を挙げ、さらに4番田中仁(経営学部3年)、5番岩佐の連続適時打でこの回一挙に4得点して勝ち越しに成功しました。その後、両チームとも得点することができず最終回へ。愛知東邦大は9回表、勝利までアウト一つとしましたが、同朋大の粘り強い攻撃を受けて逆転負けとなりました。(硬式野球部主務 人間健康学部3年 袴田好彦)
◇10月17日第6週(愛知産業大グラウンド)
愛知東邦大 100000003 4
愛知大 001000000 1
◇10月18日1位決定戦(愛知学院大日進グラウンド)
同朋大 012000002 5
愛知東邦大 004000000 4
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