2026.09.18
緩降機の使い方を体験~大学で避難訓練
「防災の日」(9月1日)に合わせ、9月18日愛知東邦大学では教職員が参加して避難訓練を行いました。9月8日には名古屋市を襲った豪雨で地下鉄など公共交通機関が止まり、大勢の帰宅難民が発生するなどの災害が起きたばかりです。本学でも帰宅できない学生や職員が出ました。
今回は、非常用に設置された「緩降機」を使った避難方法の確認と防災扉が下りた状態での避難――の2つの体験が目玉です。
まずLCホール集まった教職員を前に、伊藤数馬総務委員長(教育学部准教授)が「先日の豪雨で、災害に直面した時の恐ろしさを痛感しました。訓練を機会に防災を考える機会にしてください」とあいさつしました。
B棟4階401教室に設置された緩降機の体験をしました。6月に東京の小学校の音楽室で発生した火災では、緩降機の使い方が分からなかったという話があったばかりです。本学の消防点検を担当している「セントラル防災」の担当者から「この緩降機を使用するような状況になって欲しくはないが、どう使うかは知っておいてほしい」という前置きの上で、緩降機の使い方の説明がありました。
窓の外に支柱を出して滑車を取り付け、着用具を体に装着してロープを使って降りる仕組みです。3人の教職員が使い方を体験しました。ただ今回は飛び降りる体験はしませんでした。そのうちの1人は「滑車が思ったより重かった。最後の手段として使い方は分かりましたが、使わない方がいいと思いました。最後にロープから手を放すのが怖いでしょうね」と話していました。
続いて防火扉が閉まった状態では、閉じ込められたと錯覚してしまうことが多いそうです。そこから防火扉の小戸を潜り抜ける体験を全員がしました。10人程度のグループに分かれ、ハンカチなどで口と鼻を押さえて戸を抜けました。
再びLCホールに集まり、鵜飼裕之学長が「いろいろなリスクの中で豪雨災害が日常化しているように感じます。災害や危機は人間の弱さを突いてきます。それを知恵で回避するのが人間の歴史です。守るべきなのは学生の命、そしてみなさんの命です。リスクにどう対処するかを大学も考えています。みなさんの協力をお願いします」と訓練を締めくくりました。
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