愛知東邦大学

2026.07.29

美術鑑賞の「楽しみ方」を学ぶ

 教育学部教員養成コース2年の図画工作教育法の授業が7月28日行われ、「美術鑑賞」をテーマにして愛知学泉大学短期大学部の浅尾知子准教授が特別講師を務めました。
 「君たちの生まれる前から子ども鑑賞会をずっとやってきました」と自己紹介した浅尾先生は、愛知県内の小学校の元教員で校長も務め、長く愛知県立美術館の鑑賞ワーキンググループにも所属しています。
 まず「鑑賞とは、よく見ること。それを言葉で褒めることです」と説明し、浅尾先生が小学校時代から行ってきた「スクールミュージアム」の活動を、スライドを使って紹介しました。
 続いて1枚ごとに美術作品を載せた「アートカード」を配り、グループワークを始めました。まず学生それぞれがお気に入りの1枚を選び、「私はこの作品が好きです。どうしてかというと〇〇だからです」とグループ内で発表させました。浅尾先生は「間違いはないんだよ」「自分で考えて、自分の言葉で話して」と繰り返します。そしてどんな答えでも「素晴らしい」と拍手を贈ります。発表自体が苦手な学生でも、これならしゃべりやすくなるからです。「美術鑑賞って嫌いだ」と言っていた学生も、徐々に笑顔になります。
 アートカードを使って、2つの作品のつながりを考える「つながりゲーム」や、3つの条件に合う作品を探す「ぴったりゲーム」などのゲームを楽しみました。
 ある男子学生は「絵はもともと親に連れて行って観に行っていたので、浅尾先生の話はよく分かりました。美術館に行きたいなと思いました」と話していました。また美術鑑賞は好きじゃなかったと話していた女子学生は「無理やり感想を言わされるのが嫌だったけど、こんな楽しい美術鑑賞は初めてでした。先生になったら子どもたちにこの楽しさを教えてあげたい」と笑顔で話しました。
 授業の最後に新實広記教授は「みんなさんに浅尾先生を是非会わせたかった。今日の授業でも浅尾先生は一人一人の違いを大切にされていることが分かったと思う。みんなも将来教員になったら、鑑賞に『間違い』はないので、人との感じ方の違いを楽しむことを子どもたちに教えてあげてほしい」とまとめました。
 浅尾先生から学生へ、教員採用試験に向けてのエールもいただきましたので、授業後は学生たちに取り囲まれ「夏休みの過ごし方」や「採用試験に向けた勉強方法」など質問攻めにされていました。

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