2026.07.27
教育学部生が自作の「絵本の帯」を発表
子どもたちが手に取りやすいような絵本の「帯」をつくろう――と7月24日の教育学部1年生の基礎演習で、学生が考えた帯の発表会が行われました。
絵本は保育者や幼稚園・小学校の教員を目指す学生が実習などで使うことがよくあります。自身も小学校の教員時代に児童に読み聞かせをした体験がある山本かほる教授が、今回の「絵本の帯をつくろう」という企画を提案したそうです。その絵本の帯を作るには、絵本を読み、そのすばらしさ、奥深さを知らなければできないからです。
この帯づくりに先立ち、6月の基礎演習では、名古屋市で本屋「夢文庫ピコット」を開く、くまざきかつ子さんを講師として特別講座「絵本の楽しさを学ぶ」を開きました。その講座を聴いた上で、学生たちは事前に好きな絵本を選び、オリジナルの帯を作ってきました。
この日は、まず一人一人が前に立ち、絵本に自作した帯を付けて「どうしてこの絵本を選んだか」「どんな思いでこの帯を作ったか」を説明しました。「ペンギンが好きなので」「タイトルにひかれたから」「小さい頃に母に読んでもらって、みんなにも読んでもらいたかったから」「トマトが好きで可愛かったから」「中に迷路とかあって、楽しく読めそうだったから」など選んだ理由もさまざま。ただ一番多かったのは「読んだこと、読んでもらったことがあるから」でした。
帯は色付きの画用紙にメッセージを書き、イラストを描いたり、切り絵や折り紙を貼ったりして、絵本を読んでみたいと思わせる工夫がしてありました。「表紙がシンプルだったので、帯もシンプルにしました」「野球のお話だったのでドアラを付けました」「帯に貼った靴下の折り紙を黄色にした理由は本の中に書いてあるので、ぜひ読んでほしい」「サンタさんをフェルトにして強調しました」など、さまざまな工夫をこらしたようです。
発表が終わると、各自が選んだ本と帯を机に置き、全員で他の人の作品を見て回りました。
続いて山田智代学術情報課長と学術情報センターの司書さんによる講評がありました。「絵本の表紙を邪魔せず、どんな本かなと思わせる」「中身をよく読んで工夫している」などの講評があり、力作ぞろいで選びにくい中から、それぞれが一押しの帯を発表しました。また山田課長は「先生や保育士になる人は絵本の良さを伝える機会がたくさんあります。ずっと心に残る絵本、誰かの心に刺さる絵本のストックをたくさん持ってください。そのためには学術情報センターの絵本ギャラリーに来てください」と来館を呼びかけていました。
学生の作った帯は、絵本とセットで、L棟3階絵本ギャラリーで展示されています。貸し出しも普通にできるので、訪れた幼児が興味を持った帯の絵を指さし「これ、ジャムパン」「目玉が動くね」などと保育士さんと話していました。
学生の作品は9月末頃まで展示されています。
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