2026.07.08
特別講師がブランディングを語る
大手広告会社・電通の社員を特別講師に迎え、経営学部1年生必修の「ブランド構築論」の授業が7月7日行われました。講師は電通マーケティング統括センター部長の吉川良一さんで、原京二教授が「電通という日本のブランド戦略の最前線で、ブランディングの中心に長年いる人です。みなさんがブランドを学ぶ上で、何らかの役に立つことがあると思います」と紹介しました。
吉川さんは自ら関わったテレビCMを見せながら、さまざまな会社のブランドについて語りました。「企業ブランディングは(企業を)良く見せる技術ではない」と持論を展開。ある機能性飲料では、味をはじめ、売り方やパッケージ、コラボ展開までブランド戦略によって決めた実例を上げ、「ブランド戦略が商品のスペックを決めることもある」と分かりやすく解説しました。ある冷凍食品では、これまでは未開拓だったコンセプトで新たなブランドを展開し、成功に導いた話をしました。いずれも新たなブランディングでの成功を見た他社が、すぐに似た商品で追随する事例を挙げ、ビジネス世界での競争の激しさも垣間見せました。
最後に吉川さんは「マーケティングは数字や理屈ではなく、クリエイティブで面白い仕事です。ブランディングは企業を良く見せるのではなく、商品を通じて日本人の生活のクオリティーを良くする仕事だと思っています」とまとめ、学生から大きな拍手を浴びていました。