愛知東邦大学

2025.12.20

決勝!グランパス・アイデアコンテスト

 愛知東邦大学がサッカーJ1「名古屋グランパス」とコラボしてビジネスアイデアを競う第6回「名古屋グランパス・アイデアコンテスト」の決勝戦が1220日、本学スチューデントコモンズ(SC)で行われました。今回は「食」がテーマで、書類審査の予選を勝ち抜いた大学生5チーム、高校生6チームが決勝戦に駒を進めました。
 午前中に行われた大学生の部では、動画参加の1チーム以外はSCでプレゼンテーションを行いました。専門プロジェクトチームは、愛知東邦大学が連携している沖縄・読谷村の特産、紅いもを、グランパス君の形のアイスバーにするアイデアを熱心に売り込みました。
 しかし、それを打ち破ったのが女子サッカー部の「飲む朝ごはん」でした。朝食を食べない人たちのデータを提示し、さらに自分たち女子サッカー部員にも聞き取りし、15%もの部員が朝食をとってないことを発表しました。それで忙しくても食べやすい朝食としてスムージーを考え、一歩進んでグランパスと女子サッカー部のパートナー企業の食材を利用したスムージーを提案しました。利益なども計算して示しました。審査員の舩木恵一副学長からも「ビジネスモデルとしてきちんとしている」と高く評価されました。
 1位から3位までのチームには、鵜飼裕之学長から表彰状が手渡され、グランパスからは副賞がそれぞれ贈られました。
 高校生の部は午後に行われました。今回は初めて東邦高校以外にも応募を求め、愛知県内の高校から15チームが参加しました。書類による予選の結果、決勝に進出した中で5チームが動画による参加、1チームがSCで発表しました。
 ソフトクリームやたこ焼きに似た「グラン焼き」などのアイデアもありましたが、1位には食品ロス対策を打ち出した名古屋経済大学市邨高校のRAFsが選ばれました。
 食べ物の中でもコメのロスが多いと知ったRAFsの2人は、これを改善できる方法の一つとしてご飯から作る五平餅を提案。スタジアムで売るために、串を省いた簡易型を考えました。さらに影響力の強いグランパスが協力することで、食品ロス削減の大きな力になると提言。審査員席のグランパスの谷藤宰・取締役事業統括も大きく頷いていました。
 RAFsの2人にも、鵜飼学長から表彰状が、グランパスから副賞が贈られました。出席できなかった入賞チームにも表彰状と副賞が後ほど送られます。
 最後に榊直樹東邦学園理事長が「実現可能なアイデアが多く、地に足が着いた感じがしました。1人で考えるより大勢で考える方がより良いアイデアになると思います。また次は、高校生には高校生ならではのアイデアも期待したい。みんな素晴らしいアイデアでした」と講評を述べました。

成績は次の通りです。
【大学生の部】

1位 女子サッカー部 忙しいあなたへ、飲む朝ごはん~朝食摂ってますか?~

2位 専門プロジェクトチーム グランパスくんアイスバー

3位 IIs ~グランパス先生からの挑戦状~

【高校生の部】

1位 RAFs(名古屋経済大学市邨高校) 食品ロス削減

2位 鈴木・簗芽・伊藤(豊橋西高校) 選手の故郷の味弁当

3位 オクトパス(半田商業高校) グラン焼き

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