愛知東邦大学

2025.11.10

「雲外蒼天」をテーマに「和丘祭」開催

 60回目を迎えた「和丘祭」が11月8、9日の両日、愛知東邦大学で開かれました。テーマは「雲外蒼天」。雲の上には必ず青空があるように、どんな困難でも、乗り越えれば明るい未来が待っているという前向きな生き方が込められています。
 8日午前10時のオープニングとともにサークルやゼミなどの模擬店も開店。同窓会である「邦友会」の野菜市は、近所の人たちが買い物の列を作っていました。スタートダッシュでにぎわい始めたのは教育学部による「キッズ広場」でした。近隣の親子連れが大勢訪れ、学生たちが工夫した遊びに夢中になっていました。子供たちの相手をする学生たちもあふれんばかりの笑顔です。お昼ごろには用意した材料がなくなるコーナーも出てくるほどでした。
 特設ステージでは、ボディコンテストが大盛り上がり。7人の学生が登場し、鍛え上げた自慢の筋肉でポーズを決めると、お約束である大きな「やじ」が飛んでいました。続いて、メインゲストである人気芸人の「土佐兄弟」「四千頭身」が登壇すると、ステージの前は大きな人垣ができ、大きな笑いと拍手に包まれました。
 実行委員会の借り物レースなどに続き、プロの芸人に負けず盛り上がったのは「軽音楽サークル」のライブ演奏です。演奏の合間の観客の学生らとの軽妙なやり取りも慣れたもの。激しい音とリズムに観客の歓声が混じり合い熱狂に包まれました。
 お楽しみ抽選会の後、暗くなる頃にダンスサークル「FREE STYLE」が登場しました。この日のために特別に練習を積んできたそうです。ジャズやKPOPなどの他、アンパンマンを取り込んだダンスなどキレキレのダンスで観客を楽しませました。
 翌日の9日は残念ながら一日中雨でした。それでも模擬店からは「いらっしゃい」「安いよ」などと学生の元気な呼び声が上がります。ステージでは、アイドルグループ「ミラクルファンファーレ!」「なないろミルキーウェイ」「YAKiN」、さらに「チアグランパス」が次々に登壇し、雨にもかかわらず集まった熱心なファンたちの視線を集めていました。
 雨天で多くの観客を集めたのは屋内企画。体育館で開かれていたのは、人間健康学部のイベント「スポ・レク・健康ひろば」。お菓子をもらえる射的や、スラックライン、トランポリンが子供たちに人気でした。9日には、さまざまな年代で楽しめる新スポーツ「ピックルボール」の練習会も行われ、愛知県健康管理士会のみなさんが家族連れなどに指導をしていました。A棟では東邦ツーリングサークルの昆虫博物館、室内ゲームサークルのボードゲーム、模擬ガンのシューティング、キャップ野球の体験などが賑わっていました。
 和丘祭には、ゼミやグループ、サークルなどから20のさまざまな模擬店が出店しました。人気コンテストの結果、1位には68票を集めた飲料の「倉敷子供のままのあの人と」。2位はトッポギの「辛味ちゃん」、3位は中華そばの「軽音楽サークル」が選ばれ、実行委員会から景品が贈られました。
 和丘祭実行委員長の鈴木颯天さん(経営学部2年)は「2日目は雨で人出が少なかったけど、まるで『雲外蒼天』のように、参加者のみなさんや実行委員会のメンバーが助けてくれて盛り上げ、無事終わることができました」と感謝の言葉で締めくくりました。

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