愛知東邦大学

2025.10.01

健康茶をテーマに人間健康学部合同ゼミ

 人間健康学部の健康福祉分野(26年度から健康情報学コース)の専門演習Ⅱ合同ゼミ(尚・三好・松永の3ゼミ)が、930日に開催されました。今回は松永ゼミが主宰し、以前から交流のある地元企業「中北薬品株式会社」のスタッフをゲストスピーカーとして招き、「健康茶について考察してみよう」をテーマに特別講座を実施しました。
 中北薬品は名古屋市に本社を置く医薬品卸売企業で、「健康産業」を掲げ、医療機関のスタッフや患者に対する支援だけでなく、地域住民の健康維持やまちの活性化にも取り組んでいます。
 講座の冒頭では、地域包括ケア推進部本部長・坂神賢勇氏より、来年創立300周年を迎える同社の歩みが紹介されました。続いて麻生賢司氏が同社の健康茶「活命茶」について、8種類の植物をブレンドした成分やリラックス効果などの解説をしました。学生たちは試飲を行い、ウーロン茶ベースとジャスミン茶ベースそれぞれの味の感想や、ラベルデザイン・販売場所などについてもグループワークで意見を交わしました。
 質疑応答では、学生から「カフェインの量はどのくらいか」との質問に対し「ほうじ茶程度で比較的少ない」との回答がありました。また「ウーロン茶ベースとジャスミン茶ベースの違いは?」という問いに対しては、「ウーロン茶は脂質代謝をサポートし、ジャスミン茶は香りによるリラックス効果が期待できる」と説明されました。さらに「コンビニに置いたらどうか」「スポーツの疲労回復に役立つのでは」など学生の視点による意見も多数出されました。
 最後に尚爾華教授が「今回の講座をきっかけに、愛知東邦大学と中北薬品が連携し、学生の視点を生かし、健康茶に関するデータ調査や新たな商品開発といったプロジェクト型学習へ発展できれば」と述べ、今後も地域貢献につながる産学連携を進めていきたいとの期待を語りました。(人間健康学部教授 松永昌宏)

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