愛知東邦大学

2025.09.29

日本NIE学会研究大会が本学で開催

 新聞を教育に活用することを理念とした日本NIE学会第22回研究大会(愛知大会)が、927日に愛知東邦大学を会場として開催されました。
 この学会は、新聞を教材として活用する学習活動であるNIENewspaper in Education)の理論と実践研究に取り組む学術団体として、2005年に設立されました。今大会のテーマを「確かなニュースをどう届けるか、どう発信するか〜多文化共生社会のNIE〜」とし、日本社会の多様化の中で、その担い手を育成することを視野に置いて、NIEについて考えました。
 大会では、自由研究発表 33件▽「フェイクニュース時代のメディア情報リテラシーを育成する産・学・高校生共同プログラム」に参加する高校生たちによるポスターセッション▽NIE生徒研究発表大会▽外国にルーツのある子どものためのNIE企画▽大会シンポジウム(ワークショップ)▽愛知県の中高生によるNIEを活用した学習成果発表(展示)▽Classroom Adventureの開発した「レイのブログ」体験コーナー――という構成で実施されました。研究者だけでなく中・高校生も含めて約250人が参加し、大変活気のある大会となりました。
 大会の最後には情報交換会があり、記者として新聞社に在籍していた榊直樹理事長が参加し、紙の新聞の重要性についての話がありました。この情報交換会を通じて、新聞社、メディア関係者、学校現場の教師、大学の研究者の間で新たなNIEネットワークを築く機会となりました。アトラクションとして愛知東邦大学吹奏楽団が出演し、懐かしいピンクレディメドレーに合わせて参加者全員が手拍子を打ち、大変盛り上がりました。
 また大会を支える学生ボランティアスタッフとして、本学の教育学部の15人が運営に携わりました。受付や自由研究発表の運営補助、会場の準備から片付けまでてきぱきとした働きぶりで、参加者からは「学生スタッフの動きが大変良かった」「教育学部の学生さんが良いチームで頑張っていた」などの感想をいただきました。
 今回の研究大会では、NIEのこれからについて、さまざまな視点から議論が交わされ、より一層研究が深められました。大会の企画・運営にご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
 中日新聞の28日朝刊で大会の様子が報道されました。(大会実行委員長・教育学部 白井克尚)

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