2025.09.18
6人が9月卒業で巣立つ
2025年度の9月卒業証書・学位記授与式が9月18日、LCホールで行われました。卒業を迎えたのは6人(経営学部地域ビジネス学科3人、同国際ビジネス学科1人、人間健康学部2人)で、20年度入学が2人、21年度入学が4人です。
午前10時から行われた式典には卒業生4人が出席。鵜飼裕之学長が一人ひとりに卒業証書を授与しました。続いて鵜飼学長の式辞に移り、まず家族への感謝の気持ちを伝えるようにと促しました。ちょうど中高校時代はコロナ禍と重なった卒業生らに、大学で「青春しましたか」と問いかると、少し緊張が解け笑顔が浮かびました。さらに「いくつになってもスタートラインは訪れます。出会いはチャンスでもあります。一つ一つの出会いを大切に
してほしい、と強く伝えたいと思います」と続けました。演出家の野田秀樹さんやスティーブン・ホーキング博士の言葉などを引用し、発展著しいAIなどにも触れ、最後に「好奇心と探求心でチャンスを生かし、果敢にチャレンジして人生をたくましく切り開いていってもらいたい」と式辞を締めくくりました。
榊直樹理事長は、社会に出れば否応なく「勝ち組」「負け組」という区分けに直面することがある、と祝辞を始めました。「レッテルを貼るのは好きではないが」と前置きした上で「先週亡くなった1頭の馬『ハルウララ』は、生涯1勝もすることもなく113連敗を喫しました。だが、一生懸命走る姿が人々を魅了し、『負け組の星』と呼ばれるようになり一生を終えました。みなさんも勝ち負けではなく、一生懸命やることで、応援してやりたいと思われるように生きてください」とエールを送りました。
その後、それぞれの学部の尚爾華人間健康学部長と深谷和広経営学部長補佐から「おめでとう、頑張れ」と記念品を手渡され、校歌斉唱で式は終わりました。
式の後、短い歓談の時間が設けられ、卒業生らは学長や舩木恵一副学長、ゼミの担任などと近況を報告したり、励ましの言葉を受けたりしました。出席した経営学部の学生は、単位が足りず卒業が半年間遅れたため、内定先の企業には10月から入社するそうです。「卒業したという実感がわいて参加してよかったと思っています」と笑顔を見せていました。
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