愛知東邦大学

2025.09.11

人間健康学部の学生が名古屋掖済会病院を見学

 医療や防災に関心のある人間健康学部の学生3人が99日、名古屋市中川区の名古屋掖済会病院を見学しました。「大学で学んだ専門知識を活かす就職」を促進する新しい取り組みとして、2026年から同学部に新設されるコースの開設ワーキンググループと事務職員が検討を進めてきました。今回はその一環で、初めての病院見学でした。今年度は渡辺弥生教授が担当し、初年度ということで尚爾華学部長も同行し、病院関係者に挨拶しました。
 名古屋掖済会病院は602床、36の診療科を有し、1978年に東海地方で初めて救命救急センターを開設した総合病院です。まず北川喜己院長から救急医療や災害対応の重要性について講話を受け、続いて事務スタッフから病院の概要や事務職の役割、医療を取り巻く課題について説明がありました。さらに救急救命士からは、災害急性期に活動するDMAT(災害派遣医療チーム)の取り組みについて説明を受け、医師や看護師だけでなく、事務職や業務調整員の役割が欠かせないことを学びました。
 参加した学生はいずれも3年生の松下聡汰さん、八神遼平さん、鏡啓祐さんです。松下さんは入学当初から救急医療や災害時に大きな役割を果たす病院の総合事務職に関心を持ち、「医療現場で事務職がチームの一員として情報共有や調整を行い、人命救助に貢献する姿に感銘を受けた」と語りました。特にDMATの救命救急チームに事務職が含まれ、医師や看護師を支える重要な役割を担っている点が印象に残ったと話していました。学生たちは事前学習を踏まえて積極的に質問し、「就職するにはどのような準備が必要ですか」などと真剣な表情で尋ねていました。
 最後に救命救急センターやヘリポートを見学し、学生らにとって多職種が協力して人命救助に取り組む現場を体感する貴重な機会となりました。(人間健康学部 渡辺弥生)

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