2025.07.02
ユナイテッド航空による寄附講座の開講
経営学部の学生を対象にした「ユナイテッド航空」の寄附講座が7月1日に開催され、同航空代理店営業部アカウントマネージャーの齋藤望さんによる特別講義が行われました。「専門演習Ⅰ」の時間帯に佐々木裕美ゼミ、手嶋慎介ゼミ、金良泰ゼミ、チャンニュンゼミから2・3年生の約30人の学生が参加しました。
齋藤さんは、ユナイテッド航空が制作したグアムの映像を使いながら、航空会社の業務としてのセールスについて、グアムを訪れる旅行客の経年推移と国別の状況を説明しました。
また外からはうかがい知れないグアムについても話が及びました。グアムは他民族社会であり、周辺諸島の人々で構成されている状況や、沖縄出身者が多いことも取り上げられました。また、ごみ処分場などが十分でない事、分別処理など住民の意識改革が必要な点など環境問題の課題を挙げました。食料自給率については、島内で入手できないものは外部から持ち込むしかない事から、90%は島外の米国や韓国、台湾から輸入している状況が説明されました。グアムでのSDGsの取り組みは、島内の大学のプログラムが動いている事が紹介されました。
学生の関心が高いキャリアの面では、外資系航空会社についてユナイテッド航空を例に説明されました。世界373都市を結び年間1億7千万人が利用している事、環境対策について、人種・性別にとらわれない業務配置を実践している事などを紹介しました。
講座の最後に齋藤さんから「第一印象や表面的な情報ではなく、その下にある真実に目を向けるようにしてください」「真実は知識と理解から知恵となります」とのメッセージがありました。
質疑の時間では学生から「グアムの気候は」「外資系企業に入社するのに必要な事」などの質問があり、齋藤さんがていねいに答えていました。
これから留学を考える学生や就職活動で外資系企業を考えている学生にとって、有益な講座となったようです。