2025.06.26
「規格外」野菜でユニセフに寄付
「1本10円」をキャッチコピーに、募金してくれた人にバナナとキュウリをお礼に渡す募金活動が6月24、25の両日の正午から食堂前ロビーで行われました。
経営学部の吉村美路准教授のゼミ(社会心理学)が社会貢献の実践として行っている募金活動の一つで、竹越美奈子教授のゼミ生も参加しました。吉村准教授は「日本人は寄付に関心が薄いので、金額ではなく寄付を身近なものとして習慣付けてもらえたら」と狙いを話します。
お礼のバナナとキュウリはいずれも規格外品。吉村准教授は以前から近くに畑を借りて、野菜を作り、ゼミ生と一緒に食べたり学生たちに上げていたそうです。その関係から生産者らと知り合い、今回の募金活動のために「規格外」として捨てるしかない野菜を提供してくれることになりました。バナナは「熟れ過ぎ」キュウリは「育ち過ぎ」で売り物にはならないそうですが、どちらも新鮮で安心して食べられる物です。
10円以上を募金してくれた人は、24日はバナナ、25日はキュウリが1本もらえます。提供されたのはバナナ約180本、キュウリ約180本。吉村ゼミの学生らが「1本10円、安いし、おいしいよ」と呼び掛けると、デザートや昼食の足しに10円を募金して、その場で「うまい」と食べる学生もいました。教職員らも積極的に募金に協力、中にはお札を募金箱に入れた教員もいました。
バナナとキュウリはどちらも1時間以内に完売。集まった募金額は数えず、募金箱のまま、近くユニセフに寄付されます。
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