2025.06.19
消防団への入団呼びかけ
愛知東邦大学をエリアに含む「平和が丘消防団」の説明会が、6月19日スチューデントコモンズ(SC)で開かれました。この消防団には現在も本学の学生6人が在籍していて、地域の安全を願って活動しています。
消防団は消防署とは別に、地域(学区)の18歳~65歳までの在住・在勤・在学者で作られ、火災予防と消防を担っています。最近は高齢化や団員不足が問題になっています。平和が丘消防団の長窪真也団長(71)によると「この地域は会社勤めの人が多くて、愛知東邦大学の学生が頼りです」と話していました。また名古屋市内には8つの大学に消防団がありますが、本学だけが実際に消防活動・訓練などの「実務」に就いているそうです。
説明会は昼休みを利用して行われました。実際に本学の学生らが参加した訓練の様子を撮ったスライドを見せて仕事の説明をしました。身分などの説明もあり、名古屋市の非常勤職員となり報酬も支払われ、制服なども貸与されるということです。
昨年のこの説明会で入団したという石川美優さん(人間健康学部2年)に、長窪団長がインタビューしました。石川さんは「教師になるのが目標でしたが、消防団の活動をやってみて、今は消防関係に目標が変わりました」と明るく答えていました。石川さんはアルバイトを2つしていて授業にもきちんと出ていますが、学区巡回やポンプ操作訓練などの活動に支障はないそうです。
説明会に来ていた名古屋市消防局職員課人材確保担当の吉野公紀さんによると、消防団に在籍すると「地域貢献ということで就職の際に有利に働くこともあります」と話していました。長窪団長と吉野さんは、SCにいた学生らを直接勧誘したり、「興味があったら学生・キャリア支援課を通じて連絡をください」と呼び掛けていました。
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