愛知東邦大学

2023.03.06

地域ファンの拍手に包まれ吹奏楽団が第13回定期演奏会

 愛知東邦大学吹奏楽団の第13回定期演奏会が3月5日、名東文化小劇場で開催されました。収容356席の会場は地域の東邦ファンや卒業生らでほぼ満席となり、わずか5人の〝少数精鋭〟バンドの迫力ある演奏に惜しみない拍手が送られました。
 ステージに上がった5人は4年生の天野まいさん(トランペット)、渡邊紫穂さん(サックス)、松田彩巴さん(パーカッション)、3年生の新井ひとみさん(サックス)、1年生の井村優奈さん(トランペット)。吹奏楽団育ての親でもある白谷峰人監督によると、団員5人での定期演奏会は昨年の半分で、第1回の2人を除けば最も少ない人数でした。
 午後5時半開演のステージは3部構成。第1部が大河ドラマ(「いだてん」「麒麟がくる」「鎌倉殿の13人」)のテーマ曲も盛り込んだ8曲のコンサートステージ、第2部が楽器の特色を楽しむアンサンブル4曲のステージ、第3部がマーチングステージで、東邦スタイルでの12曲が熱演されました。
 団員数が5人の今年度は、「世界最小のマーチングバンド」とも言われた吹奏楽団でしたが、東邦高校生と合同でのTMB(TOHO MARCHING BAND)演奏を含め年間35の本番演奏をこなしました。一方、吹奏楽団独自での名東区還暦式での祝賀演奏、平和が丘学区「二十歳につどい」祝賀演奏など地域での演奏も続けてきたこともあり、会場にはこうした縁でファンになった地域の人たちの姿が目立ち、惜しみない拍手を送っていました。
 また、4年生の天野さん、渡邊さん、松田さんがいずれもいずれも東邦高校マーチングバンド部OGということもあり、会場では愛知東邦大学卒業生たちとともに、東邦高校卒業生たちも詰めかけ、3人の最後のステージを見守りました。プロググラム演奏が終了すると、東邦高校マーチングバンド部の生徒たちも登場し、卒業する3人たちの最後のステージを盛り上げました。
 昨年の第12回定期演奏会では団員1人が新型コロナウイルスに感染するなどした反省から、今回は座席を全て指定席とし、手洗い、手指消毒、マスク着用の徹底が図られました。
 1年生部員の井村さんは「無事終演することができたのは当たり前のことではなく、ご来場いただいた皆様、ご支援ご協力をいただいた関係者の皆様のお力添えがあったからこそです。これからも新体制として地域に愛されるバンドを目指していきます」と話しています。

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