愛知東邦大学

2016.01.05

東邦グリーンバンドがローズ・パレードと追悼コンサートで喝采

 東邦高校生と愛知東邦大学生ら約110人の東邦グリーンバンドが米国カリフォルニア州パサディナ市で1月1日に開催された新年恒例行事である第127回ローズ・パレードに参加し、沿道を埋めた市民たちから喝采の拍手を浴びました。

 現地入りした榊直樹学長によると、パレード当日は晴天。先頭車に特別に招待された岩手県の高校生20人が乗り込んだパレードは午前8時半にスタート。中継した現地テレビ局は、日の丸の国旗とともに東邦グリーンバンドが登場すると、「おはよう、おはよう、グッドモーニング」と日本語を交えて実況。「Toho High School Band NAGOYA,JAPAN」の字幕とともに、キャスターが「ディレクティッド・バイ・ミネトシラヤ」と演出した顧問の白谷峰人さん(愛知東邦大学学生課職員)の名前も紹介しました。

 全米の高校、大学、海兵隊などと共に、世界から選ばれたバンドの行進は2時間半近くに及びました。東邦グリーンバンドは力強い響きと共に他のバンドにはない独特の振り付けで、見物客から大喝采を浴び、東邦高校バンドの中には「もう一度引き返してパレードを続けたい」と感動を語る女子生徒もいました。

 東邦グリーンバンドは、12月27日のナッツベリーファーム、29日のディズニーランドでのクリスマス・ナイト・パレード、30日には、パサディナ・シティ・カレッジの競技場で催されたローズ・フェスティバルでも演奏しました。規模と音量では米国の大バンドに譲っていましたが、表現力では女生徒の歌唱を交えた演奏や、男子生徒のパフォーマンスが大受けで、大きな拍手を送られました。

 東邦グリーンバンドは現地時間で3日、カリフォルニア州ラパルマにあるケネディ高校のコンサートホールで、チャリティーコンサートを開きました。昨年暮れに同州内で起きた銃撃事件を追悼する意味を込めながらの演奏で、お世話になったホームステイ先の家族も含め、700人もの観客が聞き入ってくれました。

 このニュースは、共同通信社の配信で、1月5日の毎日新聞、日本経済新聞、信濃毎日新聞のほか、電子版で産経新聞、中日新聞が、「米福祉施設乱射 日本の学生、遺族励ます演奏会」(毎日新聞)などの見出しで掲載。東邦高校吹奏楽部部長の赤川真琴さんの「米国でこのような機会が与えられたことを光栄に思う」という声も紹介されています。 東邦学園の吹奏楽としては初となった米国での一連の公式演奏は、成功裏に締めくくることができました。(テレビ中継画面以外の写真は榊学長の撮影です)

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