マネージャーはチーム運営の要

―まず初めに、マネージャーになったきっかけを教えてください。
もともと教員を志望しており、指導者になりたいと思っていました。プレーヤーとして上を目指す道を諦め、1年生の夏に監督からの勧めもあり、マネージャーに転向しました。

ーそうだったのですね。プレーヤーからマネージャーへ、何か意識は変わりましたか？
周りの選手も素晴らしい選手ばかりでしたし、選手の時は「誰かに任せて端っこで…」という感じだったと思います。でも今は「自分が動かなければいけない！」と、常に思っています。

―マネージャーの仕事について教えてください。
試合を組んだり、各大学との窓口になったりします。また、部費やスケジュールの管理もしています。買い出しや来客対応など、チームの運営やサポート全般を行っています。来客対応では、最初に対応するのが自分になります。チームに良い印象を持ってもらえるよう、そこはかなり意識しています。年間を通じて本当に多くの方々とお会いする機会がありますね。

―まさに“チームの顔”ですね。
ありがとうございます。大学野球のマネージャーは渉外業務が多いです。野球関係者と部の間に入り、様々な調整を行います。一部リーグに昇格したことでこれから仕事も増えてくると思います。大変ですが、やりがいがあります。
（写真：一部昇格時に硬式野球部初代監督の袴田さんとガッチリ握手）

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マネージャーとしての成長

―真柄さんが大切にしていることは何ですか？
第一印象が大事だと思っています。電話での受け答え、来客時の挨拶、名刺を渡すこと…一つ一つを丁寧に対応するようにしています。「この経験が、将来必ず活きてくる」と監督からも指導されています。

ーなるほど。新入生と一緒に住んでいた…とも聞きました。
はい。１ヶ月間一緒に生活し、信頼関係を築く時間を作りました。選手を多面的に理解したり、メンタル面のフォローをしたり、選手が野球に集中できる環境を整えることも、マネージャーの大事な仕事だと思っています。

―素晴らしいですね！社会に出たときに必要な力をマネージャー業で身につけている印象を受けます。
日々鍛えられています！でも、最初は全然うまくいきませんでした。伝え方が下手で、何度も指導されました。

―伝え方…難しいですよね。
選手と監督、どちらの意見も聞く立場です。選手が落ち込んでいたら「監督はこう思ってるぞ」とアドバイスをし、監督にも「選手はこういう意識でやっています」と伝えます。選手・監督間のパイプ役となり、そこにすれ違いがないよう、伝え方は常に気を付けています。

―ここ数年は新型コロナウイルスとの闘いでもありますね。
そうですね…。寮生活をしているので、厳しい面もあります。朝昼晩の体温測定を、ポジションごとに行ったり、部内で積極的にコミュニケーションをとったりして、体調管理を徹底するようにしています。
（写真：素敵な笑顔でインタビューに応じてくれる真柄さん）

縁の下の力持ちとして、輝く

―部活と勉強の両立や、将来についてはどう考えていますか。
勉強との両立は結構難しいです…自分の時間の大半を野球に捧げているので(笑) 将来は営業職に就きたいです。社会人チームのマネージャーもやってみたいです。厳しい世界とは思いますが、チャレンジしてみたいです。

ー野球以外の質問もいいですか？もし自由な時間があったら今は何がしたいですか？
コロナで我慢することが多いので、海へ行ったり、バーベキューをしたりしたいですね。今は寮内でトランプの大富豪をすることが楽しいです。カラオケも好きですが、最近は行けていません。コロナが落ち着いたらまた行きたいです。

―真柄さんに大学生らしい一面があり、ほっとしました。現在、部内のマネージャーが少ないと聞きました。
２名しかおらず、マネージャーを募集しています！１学年に１人が理想です。女子マネージャーには、試合時のアナウンスをぜひお願いしたいです！

―マネージャーに求めるものは何ですか？
野球の経験がなくても大丈夫です。人と話すことが好きな人、礼儀正しい人、野球が好きな気持ちがあれば大丈夫です！優しく教えます。最近はインスタも始めました。少しでも興味のある方は、連絡ください！お待ちしています！

―“縁の下の力持ち”真柄さんのような立場からのサポートがあるからこそ、選手たちは競技に集中できるのだと思います。硬式野球部、今後の活躍を期待しています！
ありがとうございます！一部昇格の試合も含め、多くの方々に応援に来ていただきました。これからも応援していただけるように、そして神宮に行けるようにチーム一丸で頑張ります！
（写真：一部昇格の記念写真！真柄さんは中段の左から2人目）

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