AICHI TOHO UNIVERSITYTOHO Stories
授業(教育学部)
小学校教員をめざして学んだ4年間
学び/2022.01.17
教育学部子ども発達学科 2018年度入学
拇速 悠希
小学校の先生になるために大学で学んできた拇速さん。軽音楽サークルのことや実習や採用試験対策についてもお話しをうかがいました。
進路決定~大学生活
―高校の時はどんな進路を考えていましたか?
高校の時は理系で、建築の大学に行こうと思っていました。 叔父が数学の先生をしていて、高校1年生の頃から数学を教えてもらったりしていたのですが、勤務する学校の様子を楽しく話すので、学校の先生っていいな、と思ってました。高校3年生になって自分の将来を真剣に考えるようになった時、自分が本当にやりたい仕事は建築ではなく学校の先生なんじゃないかと気づきました。それで高校3年生のセンター試験の少し前に文転(理系から文系に進路変更)しました。
―急に方向性が変わりましたね。(笑) 小学校教員を選んだのはどうしてですか?
中学校に比べ小学校は生徒と過ごす時間が長いからです。授業や給食、遊びの時間もずっと一緒にいられるのがいいと思いました。
―人と関わるのが苦にならないのですね。それは教師に向いていますね。大学に入学してからは一人暮らしでしたね。
自分は料理も好きだし自由にできるし、一人暮らしを楽しみにしていました。 ところが暮らし始めて2~3週間経つと、食事の片づけや掃除・洗濯とかもあり、母親の偉大さを感じました。(笑)
―大学では友達はできましたか?
ドラムを高校時代から少しやっていたので、入学してすぐ軽音サークルに入りました。先輩たちは他学部ですが仲良くしてくださいました。 アルバイト先も軽音サークルの先輩がバイトをしている店を紹介してもらい、今もそこでアルバイトしています。
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実習
―教育学部はいろんな実習がありますが、記憶に残っていることはありますか?
介護等体験の実習では施設の入居者一人ずつの様子が違うので、どういう風に話したらいいか、どれくらいの距離感で関わっていけばいいのか難しかったです。施設職員の人たちの対応を見て、すごいなぁと思いました。 特別支援学校では急に生徒に叩かれて、びっくりしました。「叩くのはダメだよ」と伝えましたが、ここでも職員の方はすごいなぁと思いました。自分には足りない部分がありますが、いろいろ体験できて良かったです。
―4年生では教育実習がありましたね。
僕は自分の母校に行きたかったので、電話で小学校に教育実習の依頼をしたら、快く了解してくださいました。実習前に小学校に挨拶に伺ったら、自分が5・6年生の時在籍した先生がまだいらっしゃって、10年ぶりに再会しました。小学生の時はやんちゃをしていたので、「お久しぶりです」と言う前に「その当時はすみませんでした」と声をかけました。(笑) その小学校では3年生を担当させていただきました。1クラス19名の少人数で、個々に対する指導を大事にしている学校でした。
―授業は上手くいきましたか?また、教育実習で心に残っていることはありますか?
1回目の授業は失敗しまして、目標のところまでは全然いかなかったです。 3週間の間に十数回授業をさせていただきました。満足はいかなかったけれど、他の先生も忙しい中見てくださって、アドバイスをいただきました。先生方の授業も見せていただき、それは先生の声掛け一つ一つに意味があり、しっかりとした段取りで作られている内容で、こんな先生になれるかなぁと思ったりしました。校長先生が発行している『先生だより』に、僕の授業について書いてくださったことも、とてもうれしく心に残りました。
教員採用試験
―教員採用試験の勉強はどのように進めましたか?
試験勉強を本格的に始めたのは、僕はちょっと遅くて3年生の9月頃からです。 4年生になってからは山本先生と辻先生の特別講座に参加しました。面接と筆記の勉強です。今までで一番濃い時間を過ごせて、とても良かったです。この講座が無かったら受かっていなかったかもしれません。自分でも「今日はこの分野を勉強する」と決めて勉強していました。
―採用試験は緊張しましたか?
僕は2つの自治体を受験しました。一次試験が筆記、二次試験が面接です。緊張しましたが、実力を出せるように試験のことだけ考えるようにしました。 自治体ごとに試験対策をして受験し、1つ合格をいただきました。うれしかったです。
―よかったですね!最後に4月からどんな先生になりたいですか?
子どもたちが楽しく学校に通えるような環境・学級を作れる先生になりたいと思います。
―新しいステージで頑張ってくださいね!
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