愛知東邦大学

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内定報告

子どもの笑顔を守り続ける公務員保育士に

就職活動2024.05.20

教育学部子ども発達学科 2021年度入学

本澤 萌衣

公務員保育士の採用試験を受験したばかりの本澤さんにインタビューしました!
試験内容・対策、教育学部での学びなど、幅広くお話いただきました。
ぜひご覧ください!

公務員保育士の試験

★インタビュー日は合格発表日前でしたが、見事採用試験に合格したそうです!本当におめでとうございます!!!★

―公務員保育士の試験、お疲れ様でした!まずは一次試験について教えてください。
ありがとうございます!
私の受験した自治体には複数の試験がありました。
まずは製作課題。その場で「子どもの誕生日プレゼントをテーマになにか作ってください」とお題が出され、30~40分くらいで作品を仕上げました。
焦りましたが、とにかく完成させなければ!と必死で取り組み、最後は無事に形になって良かったです。
次にピアノ試験。一週間前に課題曲が発表され、難しい曲だったため、水野先生に毎日レッスンをしてもらいました。
単に演奏技術だけでなく、導入部分も考え、これでバッチリ!と思ったのですが本番では慣れないキーボードでの演奏に少し戸惑いました・・・
集団実技ではカプラ(全て同じ大きさの造形積み木)をグループで行いました。
5人グループを作るところから始まり、私はとにかく楽しむことを大切にしました!

―いろいろな種類の試験があるのですね、面接はどうでしたか?
面接官10名、受験者5名の集団面接でした。
「合格した際、保育士として働くまでなにをして過ごしたいか」や「自分が辛かった時の話を交えながらの自己PR」などをお話しました。

―盛りだくさんな1次試験でしたね。2次試験はどうでしたか?
5対5の集団面接を行いました。
どんな保育士になりたいか、保育士として必要な能力は何か、といった質問に加えて「あなたを電化製品に例えるなら?」という問いが。
少し驚きましたが、冷蔵庫に自分を例えながら落ち着いて答えることができました!

―試験対策はどのように行いましたか?
採用試験の合格をめざす、特別講座に参加していました。
3年生の時は主に筆記試験の対策を行い、4年生になり面接の練習が始まりました。
私は他の学生よりも試験日が早かったため、家でも母と練習をしていました。
また、筆記試験対策で学んだ知識を面接でも活かすことができました。

【写真:友だちと一緒にスチューデント・コモンズで自習】

詳しくはこちら
教育学部「教育内容・特色」

めざしたきっかけと大学生活

―そもそも、なぜ保育士をめざそうと思ったのですか?
家族の影響が大きいです。
9歳年下の妹の成長を見ることが楽しくて!
今でも、あんな小さかったのにもうこんなことができるの!と感動するほどです(笑)
そこから子どもの発達に興味を持ち、保育士をめざそうと思いました。

―これまで印象に残っている授業はありますか?
新實先生の「幼児と造形表現」です。
中学生の時、授業で自画像を描いた時に、完成した絵を笑われたことで美術系全般に苦手意識を持つように。
ですが、この「幼児と造形表現」で画用紙に色水を垂らして作品を作る経験をしました。
今までの苦手意識を忘れて楽しむことができました!
造形は絵が上手・下手にとらわれることなく、その人の感性や表現力を大切にできる学びなのだと身をもって実感しました。
今では造形が得意!好き!と言えるまでになりました。

―素敵な経験ですね、その他の授業はどうでしょう?
「乳児保育演習」も印象に残っています。
ミルクや離乳食を実際に味わってみる経験や赤ちゃんの人形を使ってオムツ交換をしてみたり・・・
みんな自分の人形に名前を付けて可愛がっていました(笑)
「子どもの健康と安全」でもこの人形を使って、着替えや身体測定を行いました。
人形ではありますが、こうして具体的な内容を通して保育者としての自覚も持てた時間となりました。

【写真:授業で使用した人形】

詳しくはこちら
YouTube動画「人との違い」それを楽しみ、伝える ~自信を引き出す造形教員 新實広記~

実習とめざす保育者像

―実習での経験について教えてください
初めての保育園実習では、なにもわからず、大きな声で子どもたちの前で話すことさえ怖気づいてしまっていました・・・
その経験と反省を生かして2回目の母園での実習では与えられた仕事をこなすだけでなく、声掛けのバリエーションを増やすなど、自分なりにたくさん工夫して過ごしました。
子どもたちとの距離もぐっと近づくことができました。

―例えばどんなことを工夫しましたか?
部分実習(実習生がメインで指導する時間)では絵本の内容に合わせてみんなで遊びました。
教室で金魚を探すゲームをしている中で、子どもたちが楽しくなって走り回ってしまいました…
そんな時に「走らないで!」ではなく、「じゃあ忍者みたいに歩いてみよう!」とか「だんごむしさんみたいになれるかな?」と声をかけて、最後まで楽しく遊ぶことができました。
他には、喧嘩してお友だちを叩いてしまった子どもに対して「なんで叩いたの?」と怒るのではなく、まずは「なにかあったの?」と確認するようにしています。
中立な立場でいることは子どもたちとの信頼関係にも影響すると思っています。

―実習は大変なことも多いと思いますが、どのように乗り越えましたか?
完璧主義な部分があり、上手くいかないと裏で泣いてしまったこともありました。
そんな時にロッカールームに担当の先生からドーナツと励ましのメモが。
頼って良いのだなと思い、本当に救われました。
あとはなにかあると教職支援センターの中崎さんに相談していました。
今も大学に着いたらまずは教職支援センターに立ち寄る、というくらい私には欠かせない存在です!

―では最後にめざす保育士像を教えてください
子ども主体の保育をしたいです。
そのためにこの活動楽しい!やりたい!と思ってもらえるように意識しながら導入や声掛けをしたいです。
毎日わくわくしながら通園してほしいです!
他には保護者の方の支援にも力を入れたいです。
最近、虐待などのニュースをよく目にします。それも金銭的・心に余裕がないことがきっかけの1つだと思います。
そういった保護者の方の悩みを打ち明けてもらえる関係性をめざし、適切な機関等に繋げられたらと思っています。
様々な面から子どもの笑顔を守れる保育者になります!

★改めて合格おめでとうございます!本澤さんの活躍を心より祈っています!★

【写真:教職支援センター中崎さんと話している様子】

詳しくはこちら
教職支援センター

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