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内定報告
公立保育士になるまでの道
就職活動/2022.10.10
教育学部子ども発達学科 2019年度
鬼頭 杏奈
公立保育士の採用試験を突破し、春から保育士として社会に出る鬼頭さんをインタビューしました。
試験対策や実際の試験の様子もお伺いしました。
保育士をめざしている方は必見です!
自分にあっていたのは公立保育士
―まず、公立保育士の採用試験合格おめでとうございます!
ありがとうございます。
合格連絡は電話で受けたのですが、安心と嬉しさと・・・色々な感情が入り混じって涙が出ました。
家族や周りの人も喜んでくれたので、頑張って良かったなと思いました。
―そもそもなぜ公立保育士になろうと思ったのですか?
4年生に上がるタイミングに大学内で採用試験対策を行う、特別講義の存在を知りました。
将来を考えた時に私立保育園に比べて自分には公立の園が合っているなと思ったことと、挑戦してみよう!という気持ちから特別講義を受けることに決めました。
―なるほど。どんなところが合っていると思ったのですか?
私立の保育園とはいろいろと違いがありますが、一番の理由は異動があること。
勤務する園が数年で変わります。
その中で、様々な地域・子どもたち・先生方と触れ合えるのは魅力的だと感じました。
環境の変化が楽しい!と思えるタイプなので、そこが一番自分と合っているなと感じています。
刺激のある日々の中で、ずっと成長し続けていきたいです!
写真:実習のために作成したペープサートや飾りつけ
試験対策と採用試験
―試験対策について教えてください。
はい、先ほどもお話した特別講義を受けていました。
外部から講師の先生が来て、週に2回2~3時間学びました。
仲間の存在も大きく、一人で黙々と勉強するのは正直苦手なので、誰かと共に頑張れる環境で良かったです。
―特別講義は具体的にどんなことをやりましたか?
主に面接指導、筆記試験対策です。
受験する自治体により、試験内容が異なるため、それぞれに合った対策をしていきます。
講師の先生は当然その道に詳しい方なので、ネットには載っていないような情報や過去の傾向などが聞けたのも良かったです!
―採用試験の様子をお聞かせください。
筆記問題や面接はもちろんのこと、ピアノの実技、園児と一時間遊ぶ、ブロックを使って遊びを考える、など自治体よって様々な試験内容でした。
―そんなに色々あるんですね!
そうですね。私も最初は驚きました。
特に記憶にあるのは、木のブロックを使った試験です。
3人1組で5歳児が喜ぶものを作りなさい、というお題を出されて時間内に相談・作成・発表まで行いました。
5歳児は想像力豊かなので、それを活かした遊びの提案をしました。
試験中は無我夢中で、その時は焦りや不安よりも楽しくやれたのが良い結果に結びついたのかなと思います。
―ピアノ実技についても教えてください。
ピアノはもともと習っていなくて、大学や家でたくさん練習しました。
4年生であまり頻繁に大学へ行かなくなったので、練習風景を撮影して水野先生に送信してアドバイスをもらったりしていました。
ピアノ実技試験の前日に水野先生から応援メッセージが来て嬉しかったのを覚えています。
ゼミ担当の堀先生も相談に乗ってくれたり、勉強している時にお菓子をくれたり・・・笑
とにかくたくさんの人に支えられました。
―合格まで辛いなと感じることも多かったのでは?
もちろんありました。
でも、あまり深く考えないようにしていましたね(笑)
行き詰ったら夜、散歩してリフレッシュしたり、追い詰めすぎないように自分で工夫していました。
でも、明確な目標があったからこそ、ここまで頑張れたのだと思います。
- 詳しくはこちら
- 【YouTube】音楽を生きる力に〜音と学生を繋ぐ教員 水野伸子〜
子どもに寄り添った保育士へ
―4年間を振り返ってみていかがですか?
幼稚園教諭と保育士免許の取れる幼児教育コースに所属していますが色々な年齢の子どもたちと関われたのが印象に残っています。
1年生の時にサービス・ラーニングで小学校の運動会のお手伝いに行ったり、施設実習では児童養護施設に行き、幅広い年齢の子との関わり方を学びました。
もちろん、保育園や幼稚園の実習にも行きましたが年齢によってこんなにも子どもとの接し方が変わるんだ!と驚きでした。
―なるほど!
年齢が大きくなるにつれ、心をなかなか開いてくれない子もいます。
そんな時には名前を覚えたり、挨拶をしたり、ずっとそばにいたりして、信頼できる人なんだと感じてもらえるように努力をしました。
始めは全然話してくれなかった男の子から最終日に折り紙のプレゼントをもらった時は嬉しかったです。
相手の事をよく考えて行動する大切さを学びました。
―どんな先生になりたいですか?
子どもに寄り添った先生になることが一番です。
まずは私自身が楽しい!と思えることが大切だと思っているので、子どもと一緒にいろいろな経験をして刺激のある毎日を作っていきたいです。
やっとめざしていた公立保育園で働ける!という喜びや期待もありますが、子どもの命を預かるんだという責任も感じています。
気を抜かず視野を広く持ち、子どもの声に常に耳を傾けられる大人でありたいです。
―最後に、これから公立の保育士をめざす方へ一言お願いします。
私も最初はレベルが高いものだと思っていました。
とにかく挑戦してみよう!という気持ちが大切です。
愛知東邦大学には頑張れる環境・支えてくれる仲間・応援してくれる先生方がいます。
私ならば大丈夫!と自分自身を励ましながら、着実に一歩ずつ進んでいってください!
ー鬼頭さんの活躍を祈っています!
写真:試験対策のために使っていた参考書
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