愛知東邦大学

2017.02.22

いわて国体が縁 不来方高校が東郷グラウンドで練習

 甲子園球場で3月19日に開幕する第89回選抜高校野球大会に21世紀枠で出場する岩手県立不来方(こずかた)高校の野球部が、東邦高校の東郷グラウンドで強化練習に取り組んでいます。東邦高校硬式野球部は昨年秋の「いわて国体」に出場した際、現地での移動や案内などで当番校だった不来方高校のお世話になりました。不来方高校はたった10人の選手でセンバツ出場が決まったものの、雪などでグラウンド練習ができず、国体での縁を頼りに東邦高校にグラウンド使用を依頼、東邦高校が快諾したことで今回の強化練習が実現しました。

 不来方高校は1988年創立で創立29年。普通科を人文、理数、芸術、外国語、体育の5つの学系で構成する進学校で、甲子園出場は初めてです。昨年夏に3年生が引退して10人(2年生7人、1年生3人)での活動を余儀なくされました。しかし、部員10人で臨んだ秋季岩手大会で準優勝。部員不足などの困難な状況をはね返して東北大会に初出場し、初戦では八戸学院光星(青森県)に0—2と善戦しました。
 野球部は小山健人監督(数学担当教員)、赤坂健太郎部長(理科・物理担当教員)と部員10人、女子マネージャー3人、3年生2人の17人で2月19日に愛知県入り。小牧市のビジネスホテルに宿泊しながら2月24日まで東郷グラウンドでの練習に励みます。

 22日は東邦高校硬式野球部の小嶋裕人部長が激励に訪れましたが、小山監督は「岩手では3月末までこんな練習はできません。土の上での練習も、打球を打ったのも今年初めてで本当にありがたい」と感謝しきり。赤坂部長も「女子マネージャーたちもピッチングマシンを担当するなど余分な選手は一人もいませんが、おかげ様でみんなのびのびやらせてもらっています」と笑顔で語っていました。
 不来方高校が東郷グラウンドを使用中、東邦高校は学校に近い平和公園で練習。東郷グラウンドには部員たちの「不来方高校の皆さん、甲子園出場おめでとうございます。いわて国体ではお世話になりました。怪我なく精一杯練習していってください」というメッセージが張り出されていました。

 22日は岩手日報、岩手放送、スポーツ報知、毎日新聞など東北から訪れた取材陣や地元の中京テレビが取材。中京テレビは23日夕の「キャッチ!」で放送の予定です。岩手放送での放送分も日程は未定ですが名古屋のCBCで放送されるそうです。
 ちなみに、「不来方」は石川啄木の歌にも登場しています。「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸われし十五の心」

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