愛知東邦大学

2026.09.16

全力全玉の体育祭

 スポーツを通じて交流の輪を広げよう――愛知東邦大学の室内スポーツサークル「全力全玉」が主催する体育祭が、914日名古屋市天白スポーツセンターで開かれました。
 「全力全玉」代表の倉敷京幸さん(経営学部3年)は、この体育祭の目的を「交流」と「思い出作り」と言っています。倉敷さん世代の中学・高校時代はコロナ禍の真っ最中でした。「部活の大会や学校行事がなくなったり縮小されたりと、自分たちが主役で楽しめるはずだった行事が、新型コロナウイルスのパンデミックによって大きな影響を受けました。だから自分たちを『青春留年生』と呼んでいます。コロナ渦で味わえなかった青春をもう一度、という意味です」。
 同世代の仲間に声をかけ、「全力全玉」というサークルを作り、今回「自分たちが主役」の体育祭を開くことにしたそうです。高校の同窓生など本学以外の仲間にも広く声をかけ、愛知県内の大学など10数校から60人を超す学生が集まりました。夏休みということもあり、遠く富山や奈良の大学の参加者もいました。倉敷さんは「参加費を集め、競技や運営も仲間と考えてやりました。直前までなかなか参加者が増えず、悩んだこともありました。経費や運営など、実際の会社組織の練習のつもりで頑張りました」と経営学部生らしい狙いを話していました。
 体育祭は午前10時、「全力で楽しみ、けがのないように頑張ります」という選手宣誓で始まりました。準備体操をして、いよいよ4つの組に分かれて競技開始です。
 最初の競技の「玉入れ」では、学生たちは童心に帰ったように笑顔で網かごを目指して玉を投げ入れていました。バスケットボールは男女混合、経験者も経験のない人も、交代しながら全員参加で戦いました。速攻があったり、迫力あるボールの奪い合いもあったりと、スリリングな展開に随所に大歓声が起きました。
 午後からはドッジボールや綱引き、借り人競走、リレーなど7種目を楽しみました。最初は自己紹介だけで知らない者同士だった学生たちも、いつの間にか仲間として競技や応援の輪に加わっていました。
 人間健康学部1年の上池安里さんは「体育祭をやると知って、スポーツが好きなので参加しました。いろいろな人と交流できているので、それがとっても楽しい」と汗を拭きながら笑顔を見せました。人間健康学部3年の上杉友声さんは「参加するかどうか迷っていたけど、来てよかったです。他の大学の友だちも連れてきましたが、楽しんでるようです。あまり運動していなかったので、いい機会になりました」と息を切らしながら話しました。
 他大学の学生も「全力全玉」の熱気に驚いたようで、中京大学3年生の学生は「こんなに学生を集めるなんて、僕にはできません。彼らの情熱がすごいから、みんな参加したんでしょうね」と感心した様子でした。その彼はMVP(全力全玉賞)を獲得しました。
 倉敷さんは「自分たちの力だけでは無理でした。参加したみんなが自主的に手伝ってくれて、ここまで出来たと思います。交流が目的なのでみんなが主役になれたし、100%ではないけど、成功だったと思います」と笑顔で話していました。

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