愛知東邦大学

2026.07.01

学生が楽器と紙芝居をコラボさせたワークショップ

 教育学部水野ゼミの学生3人が卒業研究に備え、7月1日、名古屋市名東区にある名東保育園で手作り楽器を使ったワークショップを行いました。音への興味や音楽に対する反応が発達段階によってどのように異なるのかを調べるために、前日の630日には年少組の3歳児、1日は年長組の5歳児を対象とし、同じワークショップを実施しました。
 この日はまず、20人余りの年長組さんに学生が「みんなに助けてほしいことがあります。助けてくれるかな?」と尋ねると、「はい」という元気のよい返事が戻ってきました。続いてガチャガチャと鳴るマラカスを作ります。ペットボトルに色とりどりのビーズを入れて封をして、好きなシールを貼って自分だけのマラカスが出来上がりました。
 それを手にして紙芝居が始まりました。お使いに出た主人公の忍者が、途中で大きなヘビに襲われますが、園児たちの鳴らすマラカスの音に「助けてもらって」危機を脱します。紙芝居を見て聞くだけでなく、園児たちは楽器を持って参加する感覚になります。学生たちが考えた参加型の紙芝居です。最後に園児たちは「幸せなら手をたたこう」や「おもちゃのチャチャチャ」などを、自分が作ったマラカスを鳴らしながら、学生のピアノ伴奏に合わせて歌いました。
 参加した学生は、幼稚園教員や保育士など保育者を目指しています。この日のワークショップは映像に録画しており、後で行動分析に使います。その分析結果を元に、それぞれが別々のテーマで卒業研究を書きあげます。参加した学生は「子どもの嬉しいという反応は励みになりました。年少さんと年長さんでは明らかに反応が違うので、テーマはこれから決めます」「今日の年長さんが鳴らす手作り楽器の音は、タイミングもリズムも揃っていてすごかった」「年長さんが紙芝居のBGM用に置いてあった手作り楽器に興味を示して『なんで爪楊枝を入れるの?』などの質問攻めにあった」とさまざまな感想を持ったようでした。
 水野伸子教授は「子どもたちの目の輝きや嬉しそうな表情、質問したりする言動すべてが生きた教材で、何に興味を持って何を考えようとしているのかが伝わってきます。子ども自身から学ぶことが大きいことを今更ながら感じた2日間でした」と話していました。

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