2025.12.25
人間健康学部心理コースで卒研発表会
人間健康学部心理コースでは、3ゼミ(吉村道孝、松田凌、松尾香弥子)合同で4年生の「卒業研究発表会」と3年生の「質問項目解析結果発表会」を、12月の3週にわたり開きました。合わせて49人が前期・後期と取り組んできた研究成果を大教室の壇上で発表しました。
「卒業研究発表会」は27人が参加し、7月の「中間構想発表会」での研究構想を、実際に行った結果を解析して臨みました。5分間の発表に対し、2分間の質問を受けました。
審査の結果、松田ゼミの鈴木茜音さんの「顔写真加工が知覚に与える影響に関する研究の追試」が最優秀発表賞を受賞しました。SNSでアップロードする写真の加工について、SNSに慣れている人と慣れてない人とでは感じ方が違うのではないかという疑問に対し、精緻な実験デザインによってデータを取得した結果、仮説が支持されたことを明快に説明した点が受賞理由です。中間構想発表会に引き続いての最優秀賞です。
また優秀発表賞には、吉村ゼミの北川ケネットさんの「2D:4D比が低い人の性格特性と睡眠の関連」、松尾ゼミの山口琴実さんの「SNS利用特性と孤独感の関連性について」の2件が選ばれました。いずれも興味深いテーマについて、最後まで諦めずに解析を進める姿勢が評価されました。参加者らはこの結果をもとに、この後、卒論やゼミ論に仕上げます。
一方、「質問項目解析結果発表会」は、自分で作成した1~3の質問項目への他のゼミ生の回答とパーソナリティ検査結果とを合わせて統計解析し、5分以内にまとめて発表しました。教員や学生から質問を受け、今後、研究をさらにブラッシュア
ップします。
人間健康学部では、今後も学生たちの挑戦とその成果を全力で支援してまいりますので、どうぞご期待ください。(人間健康学部教授 松尾香弥子)
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