2025.12.22
「劇団うりんこ」を招いて教育学部の基礎演習
幼児を招いて一緒に「劇団うりんこ」の作品を観劇する教育学部の基礎演習が12月19日、S棟体育館で行われました。
教育学部では、学生たちに役者の生の演技を見せて動画ではないリアリティーを感じてもらおうと、児童向けの同劇団を招いて毎年観劇会を行っています。また将来、保育や小学校の先生になった時に、生活発表会や学芸会などで劇づくりをする時の参考にしてもらいたいという目的もあります。
近くの「珉光幼稚園」と「平和が丘保育園」の園児も招きました。幼児を招くのは、同じ劇を見ても子どもは大人と違う反応を見せるので、学生に子どもの素直な反応を見てもらいたいという狙いがあります。
今年は新作「カドヤ食堂のなぞなぞ」を観劇しました。主人公の少年はなぞなぞが大好きで大得意。食堂でうな丼を注文すると「なぞなぞに正解しないと食べられない」と言われ、裏口から田んぼに連れてこられます。そこにいた田ウナギを捕るために「田んぼの番人」となぞなぞ対決をすることに……というあらすじ。歌ったり踊ったり、観客になぞなぞを出題し答えさせるなど、客席を巻き込んで劇は進みました。
最後に出演した劇団員と学生らとの質疑応答がありました。1つのお芝居が公演できるまでの期間を尋ねた質問には、出来上がってから公演まで40日ぐらいかかるという答えでした。また教員にも必要な声の大きさについて、「声が小さいのだけど、劇のように大きな声を出すにはどうしたらいいか」との質問には「目的があるかどうか、伝えたいという目的があれば、声は出ると思います」と劇団員は答えていました。
