2025.06.13
教育学部1年生が不登校支援の専門家から学ぶ
教育学部1年生の「基礎演習Ⅰ」が6月13日にあり、「不登校の理解と支援について」をテーマとした特別講義が行われました。講師に一般社団法人「不登校支援センター」理事・カウンセラーの桒原航大さんを迎え、授業には約50人の学生が参加しました。現在の不登校の実態
や、子どもの心理状態、支援のゴールなどを学びました。特にアドラー心理学に基づいた「目的論的視点」からの不登校の捉え方は、多くの学生にとって新鮮で、桒原講師は「無理に学校に行かせる」「原因を取り除く」ではなく、子どもが自ら選べる選択肢を増やすことの重要性を強調していました。
後半はグループに分かれての事例検討を行い、学生たちは実際の不登校事例に対して、子どものリソースや支援の可能性について活発な意見交換を行いました。教師や保育士を目指す学生にとって、現場に活かせる貴重な学びの機会となりました。(教育学部教授 伊藤龍仁)
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