愛知東邦大学

2024.05.14

教育学部生が中国民族舞踊のハオ・リン氏によるゲストスピーカー授業を体験

 教育学部は5月10日、授業「幼児と音楽表現」で、中国民族舞踊の指導者である郝玲(ハオ・リン)先生をゲストスピーカーにお招きし、体験的な授業を行いました。
 リン先生が得意とする「東北秧歌」の八角布を縦横に回しながら踊る「手絹舞」は、昔、農作業時にタオルを回した遊び心から生まれたそうです。踊りは男女が出会う様子などが表現されます。このような「東北秧歌」の解説ののち、リン先生の見事な手さばきによる手絹舞を鑑賞しました。その後、学生たちは実際に舞踊で使われるハンカチを持って手絹舞に挑戦しました。
 「中国民族舞踊は初めてで難しかったが、明るく楽しげな音楽で、コツを掴むと少しずつできるようになり楽しかった」「中国の文化を体験し興味深かった。日本文化を知り、異文化にも目を向け自分の世界を広げたい」と中国民族舞踊は学生の文化に対する意識も刺激したようです。
 現在、リン先生は株式会社「朝陽」代表取締役兼社長でもあります。経営する小厨房 香凜は別府市内の人気店で、ミシュランのビググルマンにも選ばれました。料理と音楽の関係について強弱の視点から持論を述べられ、「大学で学んでいる内容は将来どのような職業に就いても必ず生かされるから、今を大事に一生懸命生きてください」と学生にエールを送って授業を終えられました。
 受講した学生は「リン先生のように好きなことに挑戦し、失敗を恐れず自分らしく生きていきたい」と話し、リン先生の民族舞踊と中国と日本での人生の物語は学生の柔らかな感性を刺激し、心に響く授業となりました。(教育学部教授 水野伸子)

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