2020.07.06
中京テレビさんとのリモートコラボ授業を開催
経営学部地域ビジネス学科は、地域の企業との連携活動の一環として、企業の方をゲストに招き、その企業の実情を踏まえて、学生とディスカッションを行う授業を積極的に推進しています。6月19日、7月3日には、「専門プロジェクトⅠ(担当教員:上條憲二教授、21人履修)」において、中京テレビとのコラボレーション授業がリモート形式で行われました。
今期の「専門プロジェクトⅠ」のテーマは「メディアと地域社会を考える」で、特にテレビメディアの在り方を中心に学習を進めています。コラボレーションリモート授業では、中京テレビ放送株式会社の編成局編成部の内藤庸介氏がゲスト講師として出演、レクチャーに加え学生たちとのディスカッションを行いました。
編成局は、テレビ局の心臓部とも称される部署であり、内藤氏のお話は、ふだんなかなか聞くことができない貴重な内容でした。
<第1回講義の主な内容>
中京テレビの概要、テレビ番組と視聴率(世帯視聴率・個人視聴率)、個人視聴率の重要性、視聴者層と番組編成、You tubeなどの新しいメディアとの関係性、テレビ局とマーケティング活動などです。学生はテレビ番組作りについてふだん疑問に思っている事柄について直接質問。内藤氏は一つずつ、丁寧に答えてくださいました。
<第2回講義の主な内容>
テレビ番組の企画立案方法、モニター番組(学生はあらかじめ中京テレビ制作の3つの番組をモニター)に対するディスカッション。
授業を終えて、学生からは様々な感想が寄せられました。
「テレビ業界の人はYouTubeなどの配信サービスは嫌っていると思い込んでいたが実際はそうではなく、いい関係を気づけていることを確認できてよかったです」(池山さん)
「真にメディアリテラシーを身に付けるには、はじめから(メディアの報道を)疑うのではなく、一度その情報をのみ込んでからではないと良いところも悪いところも見えてこない」(小野木さん)
「質問に答えていただいたことで、テレビ局に対する疑問も解消され、考え方も変わりました。中京テレビさんが市場調査に力を入れていらっしゃるなど、魅力についても知ることができてよかったです」(杉山さん)
第3回講義は7月31日に行われますが、テーマは「各自の番組企画プレゼンテーション」です。履修メンバーが各自、テレビ番組を企画し、プレゼンするというものです。内藤氏は、「これまでの講義を踏まえて、マーケティング的視点に立って、どんな番組をどう作るべきか、よく考えて企画してほしい」と期待を込めて語っていました。(上條憲二)