愛知東邦大学

2020.03.18

卒業式中止のキャンパスに卒業生たちの笑顔

 新型コロナウイルス拡大に伴い、愛知東邦大学でも2019年度卒業式は中止となりましたが、式典が予定されていた3月18日、キャンパスには仲間や恩師たちと最後の別れをしようという卒業生たちが相次いで訪れました。
 正面入り口そばには「卒業証書授与式」の看板が立てられ、卒業生たちが次々に記念撮影。「卒業おめでとうございます。卒業式は残念ながら中止となりましたが、記念撮影などで大学にお越しになったらと思い、看板を準備しました。卒業後にお近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。みなさまの活躍をお祈り申し上げます」と看板設置を説明するプレートの前で、「うれしい心遣いに感謝です」と笑顔を見せる男子学生もいました。
 袴姿の女子学生たちも目立ちましたが、大学が卒業式中止の決断をしたのは3月13日。予約していた着付けをキャンセルするかどうか迷った学生も多かったようです。教育学部の山本真央さんは、この日午前7時半に予定されていた予約をキャンセルしたものの、「やはり袴姿の記念写真を撮りたい」と、急きょ午前9時半から金山の業者指定店で着付けをしてもらい、母親とキャンパスを訪れました。
 榊直樹学長から「卒業おめでとう」と声をかけられた真央さんは「いい思い出になりました」と大喜び。

 

 母親の真紀さんは「卒業式が中止になったのはとても残念でしたが、学長名で届いた中止のお知らせの文面に大学の誠意と真心が感じられ胸を打たれました」と話していました。
 「卒業証書授与式」の看板前やキャンパス内は、ゼミ、サークル仲間、家族らとの記念撮影する卒業生たちの笑顔であふれました。
 2019年度卒業生は228人。経営学部地域ビジネス学科81人、同国際ビジネス学科10人、人間健康学部78人、教育学部59人です。卒業証書は、この日直接、受け取りに来た卒業生を除き、近日中に郵送で卒業生宅に届きます。

 

 

 

 

 

 

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