愛知東邦大学

2016.02.15

「地域と連携した教育」で実践報告会

 「地域と連携した教育」の2015年度実践報告会が2月13日、LCホールで開催されました。各学部で取り組まれた教育実践13例が、所属ゼミ生らによって報告され、学生や教職員ら約80人が報告に耳を傾けました。本学園との教育連携協定に基づいて、東邦プロジェクト「『TOHO×名古屋グランパス』商品企画販売」で、応援マフラーの商品化にあたり、学生たちの講師役を務めた株式会社名古屋グランパスエイトの担当者2人も姿を見せ発表を見守りました。
 報告のトップバッターは、東邦プロジェクトCの学生たち。ゼミ生の1人が、東日本大震災で大きな被害にあった宮城県女川町の仮設住宅でボランティア体験をしたことがきっかになり、仮設住宅で暮らす人たちを励ますために、「東北をホクホクに」のテーマで取り組んだ募金活動を紹介。「募金で集めた1万4863円で、愛知で有名な食べ物と、寒さ対策のカイロを贈ります」と報告しました。
専門演習「『TOHOスポーツイベント』の企画運営」に取り組んだ学生たちは、愛知東邦大学、東邦高校のサッカー部OBたちが愛知県内各地で指導している小学生サッカーチームが参加する第3回「TOHO少年サッカー大会」を開催した取り組みについて紹介。小学生たちに試合経験を積ませるのと、同じ東邦学園を卒業したサッカー指導者たちのネットワークを強めるのが狙いの企画を、17人のゼミ生で実行委員会を作り運営にあたったものの、「大会終了後、小学生の親から学生たちにゆるい雰囲気を感じるとの指摘があった」と、真剣味が欠けていたことでの反省点も報告しました。
 各10分の報告終了後、意見交換が行われ、経営学部2年生の坂本承仁さんは「『TOHOスポーツイベント』の企画運営の発表を聞いて、自分もやってみたいと思うほど感動的な印象を受けました」と発言。東邦プロジェクトの担当ゼミ生たちが2つの報告をした経営学部の上條憲二教授は「3回目の参加だが年々、活発になっているなという感じだ。それぞれ学部の特徴がものすごく出ているし、やることが質的に高まってきている感じがする」と感想を述べました。
 今津孝次郎教育学部長は、「発表した皆さんの若者らしいさわやかさを感じた。私は地域との連携を非常に重視している一人だが、発表を聞きながら、連携自体が最終目的ではなく、その道筋を通じて、私達が成長していく、それがもしかしたら最終目的なのではないのかと思った」と述べました。
 榊直樹学長は、「この1年間で、みなさんがちょっとずつ、いろんなことをやってきて花が開いてきた感じがした。大げさにいうと、これからの大学が進むべき方向を示してくれたと思う。13のプロジェクトを指導されたのは7人の先生たちだが、こうした取り組みの広がりで大学は新しい姿を見出していけるのではないかと思った」と述べた後、個別に講評しました。

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