2016.01.20
教育学部生と東邦高校生たちが幼稚園児に「10mの絵」を指導
教育学部子ども発達学科の学生たちと東邦高校美術科の生徒たちが、愛知東邦大学すぐ近くの珉光幼稚園の園児たちに、長さ10mの画用紙に自由に絵を描いてもらう高大連携造形ワークショップが1月15日午後、L棟4A階LCホールで開かれました。園児たちに、クレヨンや、筆やローラーを使った絵の具、さらには手足をスタンプ代わりにして服の汚れも気にせずにのびのびと「アクションペインティング」を楽しんでもらうワークショップです。
参加したのは、新實広記助教(造形表現)が指導する学生11人と、彫刻、デザインを学んでいる東邦高校生15人。珉光幼稚園のあずかり保育参加の年長児約50人に、ジャンボ画用紙を使った大作に挑戦してもらいました。午後3時半ごろから始めた制作は1時間近くかけて完成。園児たちは学生たちに絵の具で汚れた手足を洗ってもらいながら大喜びでした。
新實助教は「将来、幼児教育現場での指導者を目指す学生たちは、自由な発想で発揮される園児たちの造形表現のパワーから学ぶことが多かったはず」と話していました。東邦高校の杉浦見奈子教諭も、「高校生たちは普段は教えられる立場だが今日は教える立場。いつもは指示待ちの生徒たちも大学生たちの動きを見ながら自分の役割を探していました」と高大連携の意義も指摘。
珉光幼稚園の稲嶋みどり副園長は「服の汚れを心配せず、普段やれないことが思い切りやれました。すぐ近くの大学でこんな貴重な体験ができるのは素晴らしいことだと思います」と地域と連携した教育の意義を語っていました。