2018.02.28
全学FD研究会で授業実践優秀教員3人を表彰
2017年度全学FD研究会が2月28日開かれ、授業実践に関する優秀教員として各学部長から推薦があった教員3人を表彰しました。経営学部の浅野和也准教授、人間健康学部の小島正憲准教授、教育学部の伊藤数馬准教授で、榊直樹学長から表彰状が贈られました。
浅野准教授は前期授業での学生による評価アンケートで、「分かりやすかった」など、平均値で最も高得点でした。浅野准教授は「働くということをテーマにした授業ではブラック企業などの問題を取り上げましたが、就職活動やアルバイト先で不安を抱える学生たちの心の琴線に少しは触れたのかなと思っています」と感想を述べました。
小島准教授は専門スポーツ実習(器械運動)を担当。受講学生たちの授業評価アンケートでは全科目が平均を上回り、「意欲や熱意が学生に伝わった」と評価を得ました。また、東邦高校や学外からの出張講義の依頼にも応じるなど社会貢献面でも評価されました。小島准教授は「本学に赴任して2年目だが、校務、授業、研究をバランスよくやることを目標にしてきました。プロ競技選手としてやってきた自負もあるが、今後も器械運動のプロとして、愛知東邦大学の小島先生の指導を受けたら絶対上手になり、知識も得られると言われるような授業、研究に取り組んでいきたい」と受賞の喜びを語りました。
伊藤准教授は2年生後期の必修科目「体育」で、「主体的な学び」を促す学習方法を目指した改善に取り組む授業を実践し、実技面、講義面で学生たちから高い評価を得ました。伊藤准教授は「教育学部は女子学生が多いが、中学、高校の体育の授業では、思い切ってやれ、もっと頑張れなど抽象的な指導を受けている例も多く、グループ学習で跳び箱運動などに取り組みことで、理論的に理解することが出来たなどの感想が得られた。専任教員として11年目を迎えたが、毎年、学生たちから新しい気づきをもらっています」と報告しました。
FD研究会では人間健康学部の葛原憲治教授、村上恭子教授、教育学部の伊藤数馬准教授がそれぞれ授業実践報告を行なったほか、教育学部の今津孝次郎学部長が、「全学スマホ調査結果をめぐって」のテーマで報告を行いました。