2017.12.19
名東区民ミーティングに「東邦プロジェクト」から学生の声届いた
「名東区の将来像と地域特性に応じたまちづくり」をテーマに区民が意見交換する2017年度の名東区民ミーティングが12月16日、名東区役所講堂で開催され、愛知東邦大学の学生8人が、11月に実施した学生ミーティングでの成果を踏まえ意見発表しました。
区民ミーティングには各学区から公募や推薦などで選ばれた58人が参加。愛知東邦大学からは「東邦プロジェクトA」、「同C」で学ぶ経営学部地域ビジネス学科2年生の大岩あみ、岩田貴寿、羽矢早織、同1年生の門野敬介、児玉潤樹、後藤英斗、堀尾凌真、三宅涼太さんの8人が加わりました。
8人は11月16日にLCホールで開催した学生ミーティングの成果をプレゼンテーション。ボランティア活動や地域交流イベントへの学生参加の現状と課題などについて報告した後、ワークショップ形式の全体ミーティングに参加しました。「2023年ある日の名東区民のスケッチ」のテーマで、名東区内の典型的な4つの家族構成をイメージしながら、その家族が暮らしやすい街づくりを視野に入れ、「まちのあり方・暮らしの姿・まちづくり」に生かすアイデアを討議する内容でした。
初参加となった1年生のみならず、2度目の参加となった2年生も、シナリオライティング方式というワークショップの新鮮味と戸惑いながらも積極的に発言し、一般市民からも高い評価を受けました。
名東区内の唯一の大学として、学生達自らが区内での存在感を大いに発揮する恰好の機会となり、次年度以降の学生たちの活躍に期待がふくらむ結果となりました。
名東区は名古屋市の中では先駆けて区民の声を区政に届ける活動を行っており、区民ミーティング開催は8回目。一連の活動は2020(平成32)年度以降の区政ビジョンとして反映されるだけでなく、名古屋市でも先駆的な事例として注目されています。
愛知東邦大学でも地域連携活動の一環として、区民ミーティングへの学生参加だけでなく、学生ミーティング事業の委託運営を行っています。11月16日の学生ミーティングには、東邦高校生徒5人、愛知淑徳大学生2人も含め総勢60人近くが参加しました。また、本年度は教育学部の学生が子供ミーティングのファシリテーターとして活躍するなど、あらゆる世代の意見を区政に反映させる取り組みにも協力しています。(経営学部教授・舩木恵一)