愛知東邦大学

2017.12.01

地域創造研究所の定例研究会で学生寮TLHが実践報告

 地域創造研究所(山極完治所長)は11月30日、学生寮「TOHO Learning House」(略称TLH)の地域連携活動をテーマにした第47回定例研究会を開催しました。
 L棟LCホールで午後4時半から開催されたこの日の研究会は人材育成研究部会が企画。同部会の手嶋慎介・経営学部准教授が、「部会では地域と人材育成について研究しているが、身近なところに素晴らしい事例があった。愛知東邦大学の学生寮の寮生たちが、地域との関わりの中でどんどん成長していることがわかった。その実践例を直接、寮生の皆さんに紹介してもらうのが本日の狙い」とあいさつしました。

 TLHの運営管理責任者で、非常勤講師として、名東区の経済活性化めざしたTHLの実践例を盛り込んだ「東邦プロジェクト」の授業も担当している阿比留(あびる)大吉さんの概要説明に続いて、寮生2人がプレゼン。寮長の葛岡亮哉さん(経営学部地域ビジネス学科2年生)は、2016年4月に開寮して以来、ゲストハウスを運営するまでになった寮生たちの活動を紹介しながら、「地域活性化特別学生寮として全国のモデルケースになりたい」と述べました。
 2017年4月入寮の島袋泰志さん(同1年)は、夏休みに帰省した沖縄県読谷村役場でのインターンシップ体験を、〝Uターンシップ〟として紹介しながら、「TLHでの実践体験をUターンシップに生かすような事例が全国的に広がれば地域創生につながるはず」と訴えました。

 この後、葛岡さん、島袋さんと教育学部1年生の清水咲奈さん、千﨑茜さんの寮生4人がTLHと自分の関わりについてパネルで紹介しながら、20人近い参加者たちと意見交流。最後に阿比留さんがTLHの2年間の活動を総括し、「愛知東邦大学の教育寮として、各学部での学びとも関わるような学習機会を洗練させて、より専門特化した実践の機会を創出していきたい」と締めくくりました。
 参加した教員たちからは「大学本来の教育にどう結びつきを深めていくことが大切」「今後もこうしたTLHの実践活動報告の場を設けるべきでないか」などの意見が出されました。

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