2017.10.07
女子サッカー部が皇后杯本戦へ初出場 岩田あかりが決めた
第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の本戦出場をかけた東海予選が10月7日午後2時から岐阜市の長良川球技メドウで始まり、愛知東邦大学女子サッカー部はJFAアカデミー福島に1-0で勝利し、創部11年目にして初の皇后杯大会出場を決めました。
東海予選では参加8チームが本戦出場枠5を争います。2017年愛知県女子サッカー選手権大会で優勝した愛知東邦大学は、3度目の挑戦でついに本戦への出場切符を手にしました。対戦したJFAアカデミー福島は日本サッカー協会(JFA)が福島県広野町、楢葉町、富岡町と連携して推進する中学・高校の6年間を対象としたエリートチーム。東日本大震災原発事故の影響で、2011年度から静岡県の御殿場市に一時的に移転してプレーしています。主力は高校生ながら、なでしこリーグ下のチャレンジリーグに所属する格上チームです。
愛知東邦大は、前半はJFAアカデミー福島の速度のある攻撃に何度も押し込まれる苦しい展開でしたが0-0でしのぎました。後半に入ると1年生の山田聖乃(23番)が戦列に加わった愛知東邦大はたて続けに相手陣営に攻め込み攻勢に転じ、30分すぎ4年生の岩田あかり(11番)が鮮やかにゴールを決めて1-0。その後も愛知東邦大は攻勢を続けJFAアカデミー福島の反撃を封じ逃げ切りました。
JFAアカデミー福島の激しい反撃を、自らも何度もヘディングでかわしながら80分を戦い抜いたキャプテンの4年生中村陽(7番)は、「一度も果たしていない皇后杯本戦に何としても出場したい思いで全員が必死だった」と喜びをかみしめていました。
大勝志津穂監督は、全教職員にメールで、「創部11年目にして初の皇后杯出場を決めることができました。会場に応援に来ていただいた教職員の皆様、また、日頃から学生に声援を送っていただいている皆様、改めてお礼申し上げます。皇后杯は日本の女子サッカーチームの頂点を決める大会。この大会の本戦に出られるチームは限られています。新たな挑戦となります。集大成となるインカレ本戦で自分たちの力を発揮できるよう、この大会でさらにステップアップしたいと思います」と勝利を報告しました。
▽第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会東海予選(10月7日、長良川球技メドウ)
愛知東邦大学1-0(0-0、1-0)JFAアカデミー福島
得点:岩田あかり