2026.07.28
人間健康学部の学生が「健康長寿」の授業
愛知東邦大学人間健康学部の松永ゼミの学生らが7月28日、地域の高齢者をスチューデント・コモンズに招き、「健康長寿」をテーマにした特別講座の講師を務めました。
最初に松永昌宏教授が「これまで健康長寿について学習してきた学生が、本日は講師となって、お年寄りみなさんの健康データを測定したり解決法などをお話しします」と趣旨を説明しました。
松永ゼミでは6月から今回の講座のための準備をしてきました。車いすに乗ったり、耳栓やゴーグル、重しを付けて歩いたりと、「老人」になった感覚を体験しました。またお年寄りを招いて、実際に老化物質(AGEs)の量も測定しました。
この日の本番、学生らは説明班、測定班、対策班の3グループに分かれて、お年寄りを迎えました。社会福祉協議会の呼びかけに応じた名東区内の65歳から80代後半まで10人の女性が参加してくれました。
まず山本舜さん(3年生)が、過剰に摂取したたんぱく質が糖と結びつくことで糖化し、AGEsという老化物質が溜まってきて、身体の不調が起こりやすくなりことを説明しました。「老化物質の蓄積は年齢が上がるにつれて仕方がないことですが、その上昇スピードを遅くすることはできます。これが健康的な長寿につながります」などと説明すると、メモを取るお年寄りもいました。山本さんは「声が通るように大きな声ではっきり話しました。お年寄りの方を見て、目を見て話すようにしました」の2点を注意して話したそうです。
続いて測定は、測定器に左手の中指を入れると数十秒で判定が出ます。説明係は、一人一人に寄り添って「僕より若い値ですよ」などと話しかけ、数値の見方を分かりやすく説明していました。お年寄りたちも「ちょっと不安だったけど、孫のような子が話し相手をしてくれて気分が楽になりました」と笑顔を見せていました。
最後は対策班です。AGEsを減らす改善策として、調理法や食べる順序、竹炭ゼリーなどの方法があると話しました。竹炭ゼリーはゼミ生が自ら毎日食べて、減るかどうかの実験をした結果をグラフで示しました。対象となる数が少ないのと、期間が1か月と短いので「実証実験」とはなりませんが、改善が見られたそうです。
参加したお年寄りはどの人も「説明も丁寧で分かりやすくて、よかったですよ」と高評価でした。
最後に松永教授が「今日の学生たちは100点満点のデキだと思います。これからもいろいろな健康知識を地域のみなさんに還元したいと思うので、またご協力ください」と話していました。
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