2026.05.26
教育学部の学生が伝統音楽を体験学習
教育学部の学生が5月23日、国の登録有形文化財に指定される木之下城伝承館・堀部邸(犬山市)で伝統音楽を体験しました。
昨今、学校の授業では「郷土の音楽」が見直されています。能や歌舞伎を一度も観たことのない学生は、将来出会う子ども達に伝統音楽の魅力をどのように伝えるのでしょうか。今回、福原流笛方の福原
寛先生を講師にお迎えし、能や歌舞伎のお話を聞くとともに、獅子が現れる際に演奏される曲などを福原先生の迫力ある演奏で聴き、さらに篠笛と小鼓を実際に触って練習しました。篠笛では息の入れ方や音の切り方がリコーダーとは異なり、学生たちは戸惑いながらもそうした奏法から西洋とは異なる日本人の感性を感じとっていました。
「伝統文化は難しく、遠い存在のように感じていたが、笛の音色にどこか落ち
着くような懐かしい感じがした」「現代ではインターネットを利用してほとんどの演奏を聴くことができるが、今日は昔の空気感を感じながら直に演奏を聴き、それとは全く違う生演奏の迫力を感じた」「能は1300年前から音楽の形態を変えずにそのままを伝えており、伝統文化を守り伝えていくことの大切さを感じた。将来教員になった際、自分が子どもたちに今回学んだことや実際に体験したことを伝えることは、その一助になる
と思った」――学生たちはさまざまな観点から自分の中の伝統文化を再構築し、その魅力を守り伝えることの大切さに気づいた体験学習となりました。
今回の研修は本学独自の「実践型重視の教育」活動の一環として、教育学部の教員養成コースの学生を中心に実施されました。
ご指導をいただきました福原寛先生、ご支援をいただきました木之下城伝承館・堀部邸の館長赤塚次郎先生、本学の非常勤講師、山田佳穂先生に心から感謝申し上げます。(教育学部教授 水野伸子)

