愛知東邦大学

2025.09.19

学生を守る立場忘れぬよう――防災訓練

 毎年恒例の防災訓練が9月19日に全教職員が参加して行われました。
 訓練は冒頭、B201教室に集まった参加者を前に自衛消防隊長の鵜飼裕之学長が「近年、災害が増えているように思います。南海トラフ地震も予想され、災害に備える心構えが必要です」などと挨拶。伊藤数馬総務委員長(教育学部准教授)の訓示の後、始まりました。
 最初に全員で防災関連のDVDを見て、通報や消火作業、避難誘導などの手順を確認しました。
 続いて応急救護班によるAED心肺蘇生訓練が行われました。他の教職員らが見守る中、心臓マッサージを続けながら、きびきびした口調や手際のよい対応でAEDを操作する隊員らに大きな拍手が起きました。
 その後はそれぞれの班に分かれて個別の訓練を実施。避難誘導班は、東邦高校グラウンドへの通路を確認しつつ誘導訓練を行いました。人数の多い初期消火班は、水消火器を使って一人ずつ初期消火訓練を行いました。DVDで見た手順を思い出しながら、消火器のホースを持ち、的を目掛けて放水しました。
 最後にB201教室に戻り、名東消防署員から講評を聞きました。応急救急班のAED操作は「すばらしい」と絶賛。さらに補足として、救命ガイドラインが近年変わり「人工呼吸より絶え間ない心臓マッサージが有効」という説明がありました。
 この際、本学のAED装置は、2005年に若くして心臓発作で亡くなった職員、三浦寿美さんの遺族からの寄贈で設置されたエピソードも披露されました。
 最後に伊藤委員長が「我々は学生を守る立場にあり、それを意識してこの訓練を役立ててください」と話し、訓練は終了しました。

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