2025.07.04
経営学部の「ブランド」授業に電通マンがゲスト講師
経営学部・原京二教授の「ブランド構築論」の授業が7月4日にあり、電通シニア・マーケティング・ディレクターの吉川良一さんがゲスト講師として企業のブランド戦略について講義しました。
この授業は経営学部1年生の必修科目で、企業や商品のブランディングについて、具体的事例などを通してブランドの体系や、ブランドの存在意義を学び、「ブランド」とは何か、を考える内容です。
吉川さんは、長年にわたり広告代理店の「電通」でマーケティングやブランド戦略に携わり、実際にいくつかの「ブランド」を担ってビジネスの世界を生き抜いてきた実務経験者です。最初に「ブランドを作ることは楽しいし、クリエイティブなこと。そしてブランド戦略を考えるのは面白い。これを分かってもらえればいい」と授業の狙いを話しました。
機能性飲料や冷凍食品のブランドを例に、企業の戦略やそれに対抗する他企業の動き、業界の裏話などを説明しました。吉川さんの講義は用語の解説だけにとどまらず、テレビCMの動画などを見せながら具体的な話も多く、学生たちも引き込まれるように熱心に聴いていました。
最後に、教室からの質問に答える形で、ブランドを知ることで「その企業が何を目指した商品かを考えてみることができます。自分がこの商品を買うのは、どこに惹かれたのかを考えることができます。つまり企業の戦略を知ることで賢く生きることができます」などと回答しました。
授業を終えた黒田真音さん(1年)は「分かりやすい内容で、ブランド戦略も楽しそうで興味が湧きました」と話していました。横井大輝さん(2年)も「分かってほしいという講師の気持ちがこもった話し方で、業界の裏話も聞けて面白かった」と少し興奮した様子でした。吉川講師に質問した倉敷京幸さん(2年)は「新しく出たブランドを真似する企業がすぐに出るという話はすごく面白かったので、その関連で質問しました」と興味津々な様子でした。
この授業は残り3回で、SDGsが企業や商品のブランディングにどのような影響を与えているのかを学び、「ブランド」への理解を深めることになります。
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