2025.05.08
留学生に生活面での注意を示す
日本の生活での注意点を伝える「留学生ガイダンス」が5月8日、スチューデント・コモンズで開かれました。留学生にとって授業についていくより、まず普段の生活でトラブルに巻き込まれないように過ごすことが大事と、本学では3年前から続けています。
参加したのは、中国、ウズベキスタン、ベトナムからの留学生9人。先ず地域・国際交流課のスタッフが「警察というと怖がる人がいますが、日本の警察は怖がる必要はありません。ルールさえ守っていれば安心して相談してください」と名東警察署の市橋敦志警部補を紹介しました。
市橋さんが手作りのパネルを持ち、歩く人は右側通行など基礎的な交通ルールから説明を始めました。自転車の防犯登録のマークも説明し、自転車を借りた時には在留カードを必ず持つことなども注意しました。変わったところでは地震の時の対応方法。地震国の日本人なら「常識」である、頭を低くする、揺れが収まるまで机の下などに隠れるなどの注意に真剣に聞き入っていました。最後に特殊詐欺の温床になる口座売買について、市橋さんは「銀行口座を他人に売るのは犯罪行為です」と力説し、「これだけは覚えておいてください」と締めくくった。
ウズベキスタンから今年入学したばかりのアブドライモフ・ハサンボイさん(経営学部1年)は「歩く時は左だと思っていた。銀行口座を売ってはダメという話は知らなかった」と話し、その2点が強く印象に残ったようでした。中国からの留学生、曽洋玄さん(経営学部4年)は「僕の住んでいた中国の地域は地震がないので、地震の時にどうすればいいかは初めて聞いた」と話していました。
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