愛知東邦大学

2017.03.30

愛知東邦大学の桜も「開花宣言」

 愛知東邦大学の正門脇にある桜が4月1日の入学式を前に開花が確認されました。名古屋地方気象台の開花宣言は平年より2日遅い3月28日でしたが、愛知東邦大学での開花もやや遅めのようです。
気象庁の観測基準では、標本木で5~6輪以上の花が咲けば開花、80%以上なら満開。愛知東邦大学の桜も3月30日、職員によって5輪以上の開花が確認されました。
 「開花宣言」された桜は1965(昭和40)年、愛知東邦大学の前身である東邦学園短期大学が開学する際、東邦学園の初代理事長である下出義雄氏の夫人サダさんが植えたソメイヨシノで、樹齢は半世紀を超えています。
L棟建設に伴い、学内にあった他の数本の桜の木は伐採されましたが、サダさんの植えた桜は残りました。いったん引き抜かれ、2回の冬を過ごし、2014年12月のL棟完成に伴い正門脇に植え直されました。
 榊直樹学長の祖母であるサダさんは「東邦保育園」の園長も歴任しました。1950(昭和25)年に開設された東邦保育園は、保育事業がまだ黎明期にあるなか、愛知県ではトップを切って開園した保育園でした。1959(昭和34)年の閉園まで開園期間は10年しかありませんでしたが、働く女性たちの支援など社会保障制度が皆無に近かった戦後の不安定な時期にあって、保育事業では先進的な役割を果たしました。

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