愛知東邦大学

2017.02.20

キャンパス各所で東邦高校美術科生が「ちょっとよってみ展」

 東邦高校美術科の生徒たちが愛知東邦大学キャンパス内各所を展示会場とした作品展が2月20日から始まりました。2年生デザイン・彫刻専攻の生徒たち15人による「ちょっとよってみ展・東邦生がつくっ展」(第5回高大連携アートプロジェクト)です。
 作品は3月10日昼まで展示され、午前9時から午後5時まで(土曜日は午前中)。学外の方も自由に鑑賞できます。ただし、2月23、24、26日と3月5日はお休みです。展示されている作品のいくつかを制作者のメッセージとともに紹介します。

▽春待ち子ぎつね:A棟横ベンチ、久保田咲菜さん「“春まだかなあ”。子ぎつねが冬の寒い中、春を待っています。この作品を見て心が温まってほしいなという思いを込めて造りました。風邪を引かないようにね、子ぎつねさん」

▽水に棲む:A棟前、立石奈央さん「棲むとは生きること。生活すること。澄んだ水辺に佇む針金の山。一見ただの集合体にすぎない彼らですが、脆(もろ)い線、若々しい線ひとつ一つに物語があり、まるで生きているようにみえます」

  ▽氷柱:L棟1階階段下、内藤香帆さん「温度が上がり陽に当たると解けていく。一瞬で解けるのではなくゆっくりと解けていく。氷柱のように尖った思いを秘めている人間は巨万といるから、私の作品を見て、徐々に溶けていく氷柱を想像し解かしたい」

 ▽手鞠:L棟2A-2B階段、林エリカさん「鞠がコロコロ転がってゆく楽しさと、今は使われなくなった切なさをこの小さな空間で表現しました」
 ▽なんかいる:L棟2B-3A飾り棚、鈴木うららさん「この本棚はわれらうさぎ族がせんきょした!(期間限定)」
 ▽未来:S棟奥、中條幸美さん「この作品は光と影、空間という条件がうまく合わさったからこそ題通り、“未来”を感じさせることができる。どの角度から見ても映り込む美しい影にはかすかな希望や期待を感じませんか」


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