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難病に屈せず起業した佐藤さんが愛知東邦大学で「起業論」を講義

2018/5/25

 愛知東邦大学で5月25日、難病の脊髄性筋萎縮症を患いながらも19歳でWeb制作会社を起業した株式会社「仙拓」(東海市)社長の佐藤仙務(ひさむ)さん(26)が講師を務める「起業論」の授業が行われました。
 LCホールで行われた2時限目の授業は寺島雅孝准教授が担当する3、4年生を対象とした「起業論」の一環。①起業経験を語ってもらうこと②障害者の現状を学生に理解してもらうこと③夢や希望は障害の絶望の果てにもあることを学生に知ってもらうのが狙い。受講した30人の学生たちは、事前の授業で、佐藤さんについて特集した番組ビデオを見るなどしてこの日の授業に臨みました。

 佐藤さんは、母親の稲枝さんにマイク係を務めてもらいながら授業。障害というハンディを背負い、働く場所がないという苦境の中から、自分で会社を立ち上げた経緯を紹介しながら、グループ討論も盛り込みながら授業を進め、学生たちに働くことの意義を考えてもらいました。
 授業を終えた佐藤さんから感想を求められた学生たちは次々とマイクを握り発言しました。 「自分も起業を考え、社長をめざしたいと考えているのでとても参考になった」「佐藤さんの一つ一つの言葉に重みがあった」「ベトナムから来た留学生ですが佐藤さんとお母さんの生き方をとても尊敬します」

 「障害者など介護施設で働こうと就職活動中ですが、きょうの授業を聞いてその思いが強まりました」 「障害者と健常者の壁をぶち壊して働いている佐藤さんはすごくカッコいいと思った」などの感想が聞かれました。
 佐藤さんは2018年度から椙山女学園大学文化情報学部の非常勤講師として、「ITビジネス」の講義も担当。愛知教育大学や中部大学でもこうした授業を行なったことがあるそうです。SBI大学院大学(オンライン通信制)で学びながらMBA(経営学修士)取得にも挑戦中です。