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TOHO INTERVIEW

【第61回】夢は愛知東邦大卒のプロサッカー選手 中学時代から育ててもらった恩返ししたい

U-20日本女子代表候補トレーニングキャンプに招へいされた

神谷千菜さん

人間健康学部1年生

神谷千菜(かみや・ちいな)

 愛知県日進市出身。日進東中学2年生から愛知東邦大学女子サッカー部でプレー。聖カピタニオ女子高校時代は日本女子代表選手としてFIFA U-17女子ワールドカップウルガイ2018に出場。愛知東邦大学では1年生からFWとして活躍し、けがで出遅れたものの東海Liga studentでは20得点で得点王。兄2人、姉1人、弟1人の5人兄弟の4番目で弟は小学5年生。クッキーやチョコタルトなどお菓子作りと裁縫が好き。ラグビーも大好きでリーチ・マイケルファン。「タックルに恐怖感はないので女子ラグビーにも挑戦してみたい」。

 日本サッカー協会(JFA)は2月3日から6日まで、FIFA U-20女子ワールドカップに向けた日本女子代表候補トレーニングキャンプを静岡市で開催しますが、愛知東邦大学女子サッカー部員で、人間健康学部1年生の神谷千菜さんにも招へい切符が届きました。神谷さんは高校時代にもU-17女子ワールドカップに出場しています。日本代表選として2度目のW杯に挑戦する神谷さんに聞きました。

――U-20日本代表候補のトレーニングキャンプが2月3日から静岡県で始まります。1年ぶりの代表復帰ですね。

 昨年はけがをして、U-19アジア大会に出られませんでした。今年は FIFA U-20女子ワールドカップが8月~9月にコスタリカとパナマで開催されるので、ぜひ出場して注目してもらえるよう頑張りたいです。ワールドカップに向けたトレーニングキャンプは2月3日から6日まで静岡市清水区にあるJ-STEPで行われます。

――高校時代もFIFA U-17女子ワールドカップ2018(ウルグアイで開催)に出場し日本のベスト8に貢献しました。毎年、世界大会があるのですか。

 U-17とU-20はワールドカップがありますが、U-16とU-19はアジア大会です。愛知東邦大学に入学した昨年春は足の甲を骨折してしまいU-19日本代表合宿に参加できませんでした。今回の合宿にはGK4人、DF8人、MF8人、私を含めたFWが6人で計26人が参加しますが、大半がU-17代表にも選ばれた同じメンバーです。

――自分のサッカーをアピールするとしたらどんな点が持ち味ですか。

 高校の時から、ヘディングを使った空中戦が得意だと思っています。サイドからボールが上がってくるクロスとかをしっかり決めたいという気持ちは持っています。私は身長165cmですが、昨年12月のインカレ2回戦で戦った早稲田大学は、背丈のある選手たちの空中戦攻撃との戦いでした。

――世界を舞台にしたサッカーは国内でするサッカーとは違いますか。

 全然違います。外国の選手たちは足が長いので、日本だとちょっとかわすだけ前に進めても、海外だと足が長い選手が多いので、日本で通用するプレーが通用せず、もうひと頑張りしなければなりません。

――昨年前半にけがをした体験から、けが対策とかはしているんですか。

 家でマッサージを自分でやったりしています。お風呂でも、温かいお湯につかる温浴と、冷水シャワーを交互に行う交代浴をしています。疲れが一気に取れて体調が良くなるといわれています。髪の毛は、長いとヘディングとかにはじゃまなので短くしていますし、シャワーもすぐ終わるので長くても30分はかかりません。

――愛知東邦大は昨年暮れのインカレでは、1回戦では4年前に大敗した姫路獨協大に2-0で勝ち、優勝候補の早稲田大にも2-5で敗れましたが健闘しました。

 獨協大戦は、前半の入りから攻めるシーンが続き、行けるんじゃないかと思っていました。早稲田大戦も、自分らが守る時間がもっと多いと思っていたんですが、自分らのやりたいサッカーもやれたと思います。結果は負けちゃいましたが、結構、自信になったので、次はもっといけると思っています。

――インカレの2試合で愛知東邦大があげた4得点は神谷さんの2得点も含め全て1年生の得点でした。

 コーナーキックやフリーキックでいいボールが来て、合わせられたこともあります。自分らだけの力ではなく、チームの力だと思っています。1年生同士は仲良くやっています。先輩たちは悔しさも感じたと思いますが、これからも、先輩たちに負ける気持ちはありません。インカレ決勝戦は日体大―早稲田戦でしたが、ネットのライブ中継を見て、改めて自分たちも東京での決勝戦まで出たかったと思いました。あのピッチにぜひ立ちたいです。

――8月~9月に開催されるU-20ワールドカップに向け、3月上旬にも国内トレーニングキャンプ、5月中、下旬は海外遠征、7月上旬も国内トレーニングキャンプがあります。愛知東邦大学の公式戦とも重なりますね。

 インカレ予選も皇后杯予選も後期から始まるので、大きな影響はないと思います。東海リーグでは出られない試合もあると思います。U-20メンバーに参加し続けるとすれば、心配なのは前期の授業対策です。担当の先生方に相談に乗っていただいたりすることになると思います。

――東海リーグの話が出ましたが、愛知東邦大は昨年、全日本高校女子サッカー選手権大会でも優勝した藤枝順心高校など、静岡県の高校チームに苦戦しました。

 高校生と大学生では体格面は全く変わりません。どこまで突き詰めて練習しているかの差が出たのだと思います。そうした練習を積み重ねてきている風土の中で鍛え上げられているのが静岡の高校生チームだと思います。

――サッカーを始めたのはいつからですか。

 ボールを蹴り始めたのは小学2年生からですが、本格的に始めたのは中学2年生の時、愛知東邦大学女子サッカー部のメンバーに加えてもらってからだす。お兄ちゃん(2015年経営学部卒の拓也さん)が東邦高校、愛知東邦大学時代にサッカー部員だったこともあり、当時の監督だった長谷川望先生に頼んでくれ、日進東中学校時代から、女子サッカー部にお世話になりました。中3で登録させてもらいました。大学生ではないのでインカレには出場資格はありませんが、皇后杯予選や東海リーグには出ていました。

――高校時代から日本代表選手だったわけですから、大学進学では首都圏の強豪校などいろんな大学から誘いがあったのでは。

 はい、ありました。でも、中学校の時からお世話になっている大学に恩返ししたかったので、愛知東邦大学を選びました。恩返しと、愛知の大学を出てからプロになりたいという将来の夢もあります。愛知県出身なので愛知県のサッカーにも少しでも貢献したい。愛知の大学出身という看板を背負いプロで活躍するのが夢です。

 ――サッカーの魅力と、愛知東邦大女子サッカー部の課題をとして考えていることを教えてください。

 45分間走り続けるのは大変ですけど、点を決めたときはメチャうれしいです。一人では絶対に勝てない。全員で協力して勝てるのが一番うれしいです。愛知東邦大は、自分もそうなんですが、練習からもっと引き締めてやったら、さらに強いチームになれるのではと思います。先輩はいい雰囲気をつくってくれているんですが、私たち下ももっと成長すべきなのかなと思います。大学生になって最初の1年を振り返って、一番印象に残っている試合はインカレで戦った早稲田大戦です。やり切れたという気持ちもありますが、セットプレーでの失点が多かったので、それを防げていたら、勝てたのではとも思います。悔しいです。